インスブルックとトリノがマドリッドとともにデビスカップ・ファイナルズを共同開催

写真は2019年デビスカップ・ファイナルズの表彰式でのスペイン代表チーム(Getty Images)

国際テニス連盟(ITF)は月曜日、オーストリアのインスブルックとイタリアのトリノがスペインの首都マドリッドとともに今年のデビスカップ・ファイナルズを共同開催することになったと発表した。

 2019年に採用された新フォーマットのデビスカップ第1回大会はマドリッドのみで開催され、昨年も同じく同地で行われる予定だったが新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより大会は1年延期となっていた。

 ITFは招致の末にインスブルックとトリノが選ばれたと明かし、両都市のプランについて「プレーヤーとファンにとって世界クラスの体験を保証するだけでなく、会場を訪れるすべての人々の健康と安全を約束する厳格な対策を用意した素晴らしいものだった」と評価した。

 この国際チームイベントで、各都市は6つのグループのうち2つずつを主催することになる。マドリッドは2つのグループに加え、準々決勝から決勝までの舞台となる。インスブルックとトリノでは2つのグループ以外にも、準々決勝1対戦ずつが行われる。

 大会は11月25日から12月5日まで、それぞれ室内ハードコートで開催される。

「3会場で11日間のフォーマットは選手のスケジュールを改善し、ファンにとって体験を充実させることでより幅広い観客を大会に呼び込むことになる」とデビスカップ・ファイナルズの主催者はコメントした。

「選ばれた3都市は類似したプレーコンディションで良好な交通網を持ち、全体的に施設が充実している」

 主催者は選定するに当たり、「他の会場からマドリッド入りする選手たちが円滑に移動できるよう、アクセスがよくてプレーコンディションが似ている」2つの都市を見つけることが重要だったと説明した。

 マドリッドでの会場は従来のテニス総合施設『ラ・カハ・マヒカ(マジック・ボックスの意)』から、マドリッド・アリーナに変更されることになった。開催国スペインのデビスカップ代表チームは、初めてひとつの会場で行われたファイナルズで世界一に輝いた。(APライター◎テレス・アゾーニ/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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