バーティが2019年フレンチ・オープン以来となるクレーコートでのタイトルを獲得 [ポルシェ・テニス・グランプリ]

写真は2019年フレンチ・オープン以来となるクレーコートでのタイトルを獲得したアシュリー・バーティ(オーストラリア)(Getty Images)

WTAツアー公式戦の「ポルシェ・テニス・グランプリ」(WTA500/ドイツ・シュツットガルト/4月19~25日/賞金総額56万5530ドル/室内クレーコート)の女子シングルス決勝で第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)が第5シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を3-6 6-0 6-3で退け、2019年フレンチ・オープン以来となるクレーコートでのタイトルを獲得した。

 第1セットを落とした世界ランク1位のバーティはギアを上げ、第2セットをわずか20分で取り返した。第3セットに入る前にメディカルタイムアウトを取ったサバレンカは右太腿にテーピングを施して戻ってきたが、勢いのあるプレーを続けたバーティを止めることはできなかった。

 試合を通して直面した10回のブレークポイントのうち8本をセーブしたバーティは、サバレンカのサービスゲームを5度ブレークして1時間47分で勝利を決めた。

 土曜日に第4シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)をフルセットで倒して25歳の誕生日を祝ったバーティにとって、これは今大会で3度目の挽回勝ちだった。彼女はまた、第6シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)に対する準々決勝でも3セットの末に勝っていた。

 前日に第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)を破って決勝進出を決めていた22歳のサバレンカは、クレーコートでのキャリア初優勝を目指していた。

 ジェニファー・ブレイディ(アメリカ)とのペアで出場していたダブルスでも勝ち残っていたバーティはこのあと決勝に臨み、第1シードのデザレー・クラブチェク/ベサニー・マテック サンズ(ともにアメリカ)を6-4 5-7 [10-5]で下して20年前のリンゼイ・ダベンポート(アメリカ)以来となる単複2冠を達成した。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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