ピンチを切り抜けたバーティがプリスコバを倒してベスト4進出「信じられないような試合」 [ポルシェ・テニス・グランプリ]

写真はアシュリー・バーティ(オーストラリア)(Getty Images)

WTAツアー公式戦の「ポルシェ・テニス・グランプリ」(WTA500/ドイツ・シュツットガルト/4月19~25日/賞金総額56万5530ドル/室内クレーコート)の女子シングルス準々決勝で第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)が第3セットのワンブレークダウンから巻き返して第6シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を2-6 6-1 7-5で倒し、2019年フレンチ・オープン以来のクレーコートでのタイトルにまた一歩近づいた。

 2018年大会優勝者のプリスコバは第3セット5-4から自分のサービスゲームを迎えたが、攻勢に出たバーティが5つ目のブレークポイントをものにして5-5に持ち込んだ。バーティは次のゲームをラブゲームでキープすると、ふたたびブレークに成功して勝利をもぎ取った。最後のポイントは21本のラリーが続いたが、プリスコバのフォアハンドがアウトとなって決着がついた。

「信じられないような試合だったわ。とにかく本当にいいバトルだったわね」とバーティは振り返った。

 終盤になって崩れたプリスコバは、昨年9月のローマで決勝に進出したのを最後に一度も3試合連続で勝てていない。バーティはチャールストンの準々決勝で敗れたあと、クレーコートで今年初の準決勝に駒を進めた。

 バーティは次のラウンドで、第4シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)と対戦する。スビトリーナは2本のマッチポイントをセーブし、ディフェンディング・チャンピオンで第7シードのペトラ・クビトバ(チェコ)に6-7(4) 7-5 6-2で逆転勝利をおさめた。

 そのほかの試合では第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)がエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)を6-1 6-4で、第5シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)はアネット・コンタベイト(エストニア)を7-5 4-6 6-1で下し、勝ち上がった両者の準決勝での対戦が決まった。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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