25歳の誕生日を迎えたバーティが2試合連続逆転勝利で決勝進出、サバレンカはハレプを圧倒 [ポルシェ・テニス・グランプリ]

写真は試合後に誕生日を祝う花束を受け取るアシュリー・バーティ(オーストラリア/右)(Getty Images)

WTAツアー公式戦の「ポルシェ・テニス・グランプリ」(WTA500/ドイツ・シュツットガルト/4月19~25日/賞金総額56万5530ドル/室内クレーコート)の女子シングルス準決勝で、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)が1セットダウンから巻き返して第4シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)に4-6 7-6(5) 6-2で競り勝った。

 準決勝でも第6シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)に対してフルセットの逆転勝ちをおさめていた世界ランク1位のバーティは、25歳の誕生日だったこの日を劇的な勝利で祝った。

 両者は今回が8度目の対戦だったが、スビトリーナの5連勝のあとは3試合連続でバーティが勝者となった。ふたりは先月にマイアミ・オープン準決勝でも対戦し、バーティがストレートセットで勝っていた。

「相手が誰であれ試合をするたびに学んでいくものだと思うけど、ここ5~6年のトップ10選手との対戦は特に質の高いものだったと感じるわ」とバーティは試合後に語った。

「こういった相手との対戦は、自分の中から最高の力を引き出さなくてはいけないの。今日も昨日も、重要な瞬間にいいプレーをすることができてよかったわ」

 今季3つ目のタイトル獲得を目指すバーティは決勝で、第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)を6-3 6-2で破って勝ち上がった第5シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。

 準決勝に勝ち上がった4人の中でもっとも若い22歳のサバレンカは試合後、「間違いなく私にとっていい試合だったわ。でも私は驚いてはいないの。私はこのような試合のために準備をしてきたのだから」と自信を滲ませた。

「今のところ、私はクレーコートでかなりいいプレーができていると感じているの。もちろんまだ学ぶべきことや改善の余地はあるけど、ここ2試合は凄くいい出来だったしね。私は正しい方向に進んでいると思うわ」

 完敗を喫したハレプは試合後の記者会見で、「乗っているときの彼女は本当に倒すのが難しい。彼女は今日、私を圧倒したわ」と勝者を称えた。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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