世界2位の大坂は2回戦でムチョバに敗れる「第3セットでまずいスタートを切ってしまった」 [マドリッド・オープン]

写真は大坂なおみ(日清食品)(Getty Images)

WTAツアー公式戦の「ムトゥア・マドリッド・オープン」(WTA1000/スペイン・マドリッド/4月29日~5月9日/賞金総額254万9105ドル/クレーコート)の女子シングルス2回戦で、第2シードの大坂なおみ(日清食品)はカロリーナ・ムチョバ(チェコ)に4-6 6-3 1-6で敗れる波乱が起きた。

 第3セットで3-0とリードしたムチョバは勢いを緩めず、トップ10選手に対する今年3度目の勝利をおさめた。世界ランク20位のムチョバは、2月に大坂が優勝したオーストラリアン・オープンで4強入りしていた。

「今日は厳しい試合だったけど、それなりの準備をして臨んだの。今日の私には全力を尽くす準備ができていたし、すべての武器を駆使してやるべきことが実行できたと思うわ」とムチョバは振り返った。

 大坂はこれに先立つ出場大会だったマイアミ・オープンの準々決勝で、マリア・サカーリ(ギリシャ)に敗れていた。

「第3セットで私はまずいスタートを切ってしまったと感じました。そんなことをする余裕などなかったというのに…」と大坂はコメントした。

 ムチョバは次のラウンドで、アネット・コンタベイト(エストニア)を6-3 6-1で破って勝ち上がった第16シードのサカーリと対戦する。

 この日プレーした大坂以外の上位シード勢は第3シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)と第5シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が3回戦に駒を進めたが、第6シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)はアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)に0-6 5-7で敗れた。

 そのほかの試合では第11シードのジェニファー・ブレイディ(アメリカ)、第13シードのエリース・メルテンス(ベルギー)、ジェシカ・ペグラ(アメリカ)が勝ち上がり、ベスト16が出揃った。ペグラと対戦予定だった第12シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)は、腰のケガを理由に棄権した。

 ボトムハーフの3回戦はハレプがメルテンスと、サバレンカがペグラと、ブレイディはパブリウチェンコワと顔を合わせる。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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