ナダルがもうひとりの若き挑戦者を倒して準々決勝へ「彼らと競い合えるのは素晴らしいこと」 [マドリッド・オープン]

写真はラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「ムトゥア・マドリッド・オープン」(ATP1000/スペイン・マドリッド/5月2~9日/賞金総額322万6325ユーロ/クレーコート)の男子シングルス3回戦で、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)がもうひとりの若き挑戦者である21歳のアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)を6-3 6-3で退けた。

 ベストの調子に近づきつつあるところ見せたナダルは、世界ランク76位のポプリンが放った8本のサービスエースと直面した5つのブレークポイントを克服した。彼は水曜日の2回戦で、18歳の誕生日を迎えたカルロス・アルカラス(スペイン)を一蹴していた。

「若くて優秀な選手たちはたくさんいる。このようなことが起きつつあるのは当然のことだ」と34歳でポプリンよりも13歳年上のナダルはコメントした。

「そしてああ、僕は自分の年齢で彼らのような選手たちとプレーし続けられることにわくわくしているんだ。彼らは優秀で才能に溢れている。彼らの前には素晴らしい未来が待っている。自分がこの年齢で変わらず彼らと競い合える位置にいるというのは、僕にとって素晴らしいことだよ」

 予選から勝ち上がってきたポプリンのアグレッシブなプレースタイルに苦しめられる場面もあったが、ナダルは試合の大部分で主導権を握っていた。

「彼が自信を持って挑んでくることは分かっていた。彼には若いプレーヤー特有のエネルギーがある。これはいい試合だった。そしてここでふたたび準々決勝に進出できてうれしいよ」とナダルは語った。

 ナダルは次のラウンドで、ダニエル・エバンズ(イギリス)を6-3 7-6(3)で破って勝ち上がった第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(APライター◎テレス・アゾーニ/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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