『鬼滅の刃』から学んだ呼吸法で勝利のガウフが準々決勝でバーティと対決 [イタリア国際]

写真はコリ・ガウフ(アメリカ)(Getty Images)

WTAツアー公式戦の「BNLイタリア国際」(WTA1000/イタリア・ローマ/5月10~16日/賞金総額183万5490ユーロ/クレーコート)の女子シングルス3回戦で、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)がベロニカ・クデルメトワ(ロシア)を6-3 6-3で退けベスト8に進出した。

 今季の女子ツアーで最多となるマッチ27勝目を挙げた世界ランク1位のバーティは、3度目の本戦となるローマで初の8強入りを決めた。

 バーティは次のラウンドで、第7シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を7-5 6-3で破って勝ち上がったティーンエイジャーのコリ・ガウフ(アメリカ)と対戦する。土曜日のマドリッド・オープン決勝でバーティを倒していたサバレンカはこの日、36対17とガウフより2倍以上多いアンフォーストエラーを犯した。

 2021年シーズンに入って4度目の準々決勝進出を果たした17歳のガウフは、日本のアニメ『鬼滅の刃』から学んだ呼吸法に助けられたと話した。

「主人公の“炭治郎”が戦う前にこの呼吸法を使っているの。ナーバスになったとき、私は呼吸をゆっくりにすることがとても役に立つことに気付いたのよ」とガウフは明かした。

「少なくとも5~10回はそのことが頭にあったわ。炭治郎がやっているように、“全集中の呼吸”をしないといけないの」

 また2回戦で第2シードの大坂なおみ(日清食品)から金星を挙げたジェシカ・ペグラ(アメリカ)がエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)を6-2 6-4で倒してその勢いを継続し、フレンチ・オープン優勝者で第15シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)はバーボラ・クレイチコバ(チェコ)に3-6 7-6(5) 7-5で競り勝った。

 そのほかの試合では2017年と18年に2連覇を達成した第5シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が第12シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)を6-4 6-2で、2019年チャンピオンで第9シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)が予選勝者のベラ・ズボナレワ(ロシア)を7-5 6-3で、ペトラ・マルティッチ(クロアチア)がナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)を3-6 6-1 6-2で、2017年フレンチ・オープン優勝者のエレナ・オスタペンコ(ラトビア)は元世界ナンバーワンのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を4-6 6-3 6-4で下し、ベスト8が出揃った。

 準々決勝ではスビトリーナがシフィオンテクと、プリスコバがオスタペンコと、マルティッチはペグラと顔を合わせる。(APライター◎アンドリュー・ダンプ/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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