スイスで将来を嘱望されている18歳新星ストリッカーの進撃は準々決勝での惜敗で終焉 [ジュネーブ・オープン]

写真は2020年全仏ジュニアでのドミニク ステファン・ストリッカー(スイス)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「ゴーネット・ジュネーブ・オープン」(ATP250/スイス・ジュネーブ/5月16~22日/賞金総額48万1270ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、18歳のドミニク ステファン・ストリッカー(スイス)はベテランのパブロ・アンドゥハル(スペイン)に6-4 4-6 4-6で敗れた。スイスで将来を嘱望されている新星のATPツアーデビュー戦は、2時間12分の惜敗で幕を閉じた。

 第1セットを先取したストリッカーは、第2セットでも前のラウンドで第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)を破っていたアンドゥハルに対して先にブレークしてリードしていた。

 シーズン前にドバイでフェデラーと練習していたというストリッカーは世界ランク419位で、今大会にはワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦していた。昨年の全仏ジュニアで単複2冠に輝いたストリッカーは1回戦で2014年USオープン優勝者のマリン・チリッチ(クロアチア)、2回戦ではマートン・フチョビッチ(ハンガリー)と2人のトップ50選手に勝ったことで、大会後に大きくランキングを上げることになる。

 アンドゥハルは次のラウンドで、ドミニク・コプファー(ドイツ)に2-6 6-1 6-4で逆転勝利をおさめて勝ち上がった第3シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、それぞれこの日2試合に勝った第2シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)とパブロ・クエバス(ウルグアイ)の顔合わせとなった。

 順延となっていた2回戦はシャポバロフが予選勝者のマルコ・チェッキナート(イタリア)を6-7(4) 7-5 6-1で、ラスロ・ジェレ(セルビア)が第6シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)を6-3 6-7(2) 6-1で、クエバスはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した18歳のアルトゥール・カゾー(フランス)を6-2 6-4で下し、それぞれ8強入りを決めた。

 同日の遅い時間に行われた準々決勝ではシャポバロフがジェレを6-4 6-4で退け、クエバスは第4シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を7-6(3) 6-3で倒してベスト4に進出した。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles