ダブルヘッダーを制した23歳バドーサがツアー初優勝、決勝はコニュが途中棄権 [セルビア女子オープン]

写真はWTAツアー初優勝を飾ったパウラ・バドーサ(スペイン)(Getty Images)

WTAツアー公式戦の「セルビア女子オープン」(WTA250/セルビア・ベオグラード/5月16~22日/賞金総額23万5238ドル/クレーコート)の女子シングルス決勝で予選から勝ち上がったきたアナ・コニュ(クロアチア)が第2セット途中で右臀部のケガを理由に棄権したため、パウラ・バドーサ(スペイン)のWTAツアー初優勝が決まった。

 第4シードのバドーサは第1セットを6-2で先取し、第2セットも2-0とリードした時点でコニュが試合続行を断念した。試合時間は43分。両者は2015年5月にマドリッド(WTAプレミア・マンダトリー/クレーコート)の予選で一度だけ対戦しており、バドーサが6-3 6-3で勝っていた。

 これに先立ちふたりは準決勝をプレーしており、コニュは予選勝者のマリア カミラ・オソリオ セラーノ(コロンビア)に7-6(6) 7-6(4)で競り勝っていた。

 2015年全仏ジュニア優勝者で23歳のバドーサは2週間前のマドリッド(WTA1000/クレーコート)で4強入りした初のスペイン人女子プレーヤーとなっていたが、ツアー大会では5度のベスト4がこれまでの最高成績だった。

 今大会でのバドーサは1回戦でアンドレア・ペトコビッチ(ドイツ)を6-2 6-3で、2回戦でミハエラ・ブザネスク(ルーマニア)を6-0 6-4で、準々決勝で第7シードのレベッカ・ピーターソン(スウェーデン)を6-2 6-4で、この日行われた準決勝ではラッキールーザーから勝ち上がってきたビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)を6-1 6-2で破ってキャリア初のツアー決勝進出を決めていた。

 17歳でツアー初タイトルを獲得したコニュは4度に渡る肘の手術で戦線離脱を余儀なくされ、最高20位だった世界ランクを一時は1000位以下まで落としていた。23歳のコニュは今大会での活躍により、週明けに更新されるWTAランキングで150位以内に復帰することが確実となった。

 この大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックによりフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)の開幕日が1週間遅れた中、WTAツアーのカレンダーに新たに追加されていた。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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