フェデラーがチリッチに勝利、タイムバイオレーションについて主審と言い争う場面も [フレンチ・オープン]

写真はタイムバイオレーションについて主審のエマニュエル・ジョゼフ氏と話し合うロジャー・フェデラー(スイス)(Getty Images)

今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月30日~6月13日/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第8シードのロジャー・フェデラー(スイス)がマリン・チリッチ(クロアチア)を6-2 2-6 7-6(4) 6-2で倒してベスト32に進出した。

 チリッチとの対戦成績を9勝1敗としたフェデラーは、グランドスラム大会でのマッチアップで5度目の勝利を記録した。

「凄くいい試合ができたと思うし、自分でも少し驚いたよ。マリンに対して2時間半の間、このレベルでプレーできるとは思っていなかったからね。このことは僕には少し余力があり、まだエネルギーが残っていることを示している。自信になるよ」とフェデラーはコメントした。

 フェデラーは次のラウンドで、第30シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を6-3 6-2 3-6 6-4で破って勝ち上がったドミニク・コプファー(ドイツ)と対戦する。膝を痛めた様子のフリッツは、車いすでコートをあとにした。

 第2セットでプレーが遅かったとしてタイムバイオレーションを受けたフェデラーは、主審のエマニュエル・ジョゼフ氏と言い争った。

 月曜の1回戦に勝ったあと、フェデラーは新型コロナウイルス(COVID-19)のルールのために自分で自分のタオルを扱わなければならないことが奇妙に感じられること、それがいかに彼のリズムを乱すかについて話していた。彼はその点について、主審のジョゼフ氏およびチリッチと議論した。

「ルールは理解しているが、僕はタオルを取るためにコートの端から端に移動しているんだ。意図的にやっている訳じゃないよ」とフェデラーはチリッチに訴えた。

 8月8日に40歳になるフェデラーは、2020年1月30日のオーストラリアン・オープン準決勝を最後にグランドスラム大会に出場していなかった。(APライター◎サミュエル・ペトレキン&ジェローム・パグマイア/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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