ナダルがグランドスラム大会で通算50回目の4回戦進出、次は19歳シナーと対決 [フレンチ・オープン]

写真はラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)

今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月30日~6月13日/クレーコート)の大会7日目は、トップハーフ(ドローの上半分)の男女シングルス3回戦各8試合などが行われた。

 イガ・シフィオンテク(ポーランド)がパリで最新の勝利をおさめて右の拳を突き上げ、ラファエル・ナダル(スペイン)はその30分弱後に勝って左のアッパーカットで祝った。

 ふたりのディフェンディング・チャンピオンはロラン・ギャロスで強力なワンツーパンチを放ち、土曜日に揃って勝ち上がった。

 35歳のナダルはキャメロン・ノリー(イギリス)を6-3 6-3 6-3で退け、四大大会で通算50回目の4回戦進出を決めた。彼はロラン・ギャロスで獲得した「13」のタイトルにもうひとつ加え、ロジャー・フェデラー(スイス)を抜く21回目のグランドスラム制覇を達成することを目指している。

 試合後のナダルが観客に向かって話しているとき、ファンたちは彼の優勝回数を思い出させようと「トレーズ(フランス語で13)!」と叫んだ。

「もう一度言ってくれるかい?」とナダルは笑みを浮かべながら英語で答えた。

 第3シードのナダルは次のラウンドで、ミカエル・イーメル(スウェーデン)を6-1 7-5 6-3で破って勝ち上がった第18シードのヤニク・シナー(イタリア)と対戦する。

「彼は若く、毎週毎週上達している。彼は強力なショットを打つ選手だ。僕はしっかりしたプレーをしなければならないだろうね。またアグレッシブに戦う必要もある。彼を厳しいポジションからプレーさせるようにしなければならない。これは4回戦だ。容易な対戦相手を期待することなどできないよ」とナダルは19歳のシナーについて語った。

 彼ナダルは経験からそれを知っている。グランドスラム大会においてナダル以外で4回戦に50回以上到達したことがあるのは、フェデラーとノバク・ジョコビッチ(セルビア)しかいない。(APライター◎ジェローム・パグマイア&スティーブン・ワイン/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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