WTAツアー公式戦の「バイキング・オープン・ノッティンガム」（イギリス・ノッティンガム／6月7～13日／賞金総額23万5238ドル／グラスコート）の女子シングルス1回戦で、奈良くるみ（安藤証券）がビクトリヤ・トモバ（ブルガリア）を6-4 6-7(1) 6-2で倒して今季のグラスコートシーズン初戦を勝利で飾った。試合時間は2時間27分。

　今大会に3年ぶり4度目の出場となる29歳の奈良は、2017年の2回戦進出がこれまでの最高成績。前回プレーした2018年は、1回戦でジョハナ・コンタ（イギリス）に2-6 3-6で敗れていた。

　この結果で奈良は、トモバとの対戦成績を2勝0敗とした。両者は2週間前にフレンチ・オープン（フランス・パリ／クレーコート）の予選2回戦で初対戦したばかりで、奈良が6-3 0-6 6-4で勝っていた。クレーコートでのマッチアップは、今回が初めてだった。

　奈良は次のラウンドで、第7シードのクリスティーナ・ムラデノビッチ（フランス）と対戦する。シード勢はは初戦をBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。 

　そのほかの日本勢は日比野菜緒（ブラス）がシングルスに、ダブルスにはリューメラ・キッシャノック（ウクライナ）／二宮真琴（エディオン）とケイトリン・クリスチャン（アメリカ）／日比野が出場している。

　ノッティンガム・オープンはWTA250に格付けされる大会で、シングルス48ドロー、ダブルス16ドローで争われる。（テニスマガジン）

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、WCはワイルドカード（主催者推薦枠）、SRはスペシャル・ランキング（ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置）

女子シングルス2回戦組み合わせ｜日本人選手

40日比野菜緒（日本／ブラス）[12] vs 37キャサリン・マクナリー（アメリカ）

36奈良くるみ（安藤証券）vs 33クリスティーナ・ムラデノビッチ（フランス）[7]

女子ダブルス1回戦組み合わせ｜日本人選手

5リューメラ・キッシャノック／二宮真琴（ウクライナ／エディオン）[3] vs 6クリスティーナ・マクヘイル／ココ・バンダウェイ（アメリカ）[SR]

12ケイトリン・クリスチャン／日比野菜緒（アメリカ／ブラス）[4] vs 11ナオミ・ブローディ／ハリエット・ダート（イギリス）[WC]

上位出場選手シード順位｜シングルス

ジョハナ・コンタ（イギリス）[1]
アリソン・リスク（アメリカ）[2]
ドナ・ベキッチ（クロアチア）[3]
ジャン・シューアイ（中国）[4]