「すべてはコート上で証明される」メドベージェフを倒して準決勝進出のチチパス [フレンチ・オープン]

写真はステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)

今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月30日~6月13日/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を6-3 7-6(3) 7-5で倒して準決勝に進出した。

 最後にメドベージェフが放ったアンダーサービスについて問われると、少し戸惑いながら答えた。

 「ミレニアルなショットだったね! でもちょっと間を置けば、彼もやめたのかなと思う。何か普通でないことがあると気付いたので、自分はうまく対応できたと思う」

  ここまで勝ち進み、優勝への自信はあえて口にしなかった。

「自分はいいプレーができている。すべてはコートの上で証明される。誰も自分が優勝できるはずだと思ってプレーしている選手はいないと思う。皆、自分がいいプレーができるとは確信しているだろうけどね。自分はいいプレーができており、このプロセスを今後も繰り返せば、それは報われるだろう」

 大事なポイントで積極的に仕掛けた。

 「自分が有利だと感じていた。サービスでポイントをより多く取れて、プランもはっきりしていた。タイブレークでもそこまでのプレーにより自信を持ち込めた。最後のゲーム、相手のサービスで40-0となってから前に踏み込んで、アグレッシブにアタックしてみた。それがうまくいって、リターンゲームとしてはいいゲームになった」

  準決勝の第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)との対戦までに重要なことはシンプルだ。

「いいリカバリー、いい練習、いい栄養、いい食事が大事になる」

 今回倒したメドベージェフにライバルという意識はない。前回の対戦は2月のオーストラリアン・オープンでメドベージェフが6-4 6-2 7-5で勝っており、対戦成績は今回の勝利でチチパスの2勝6敗となった。
 
「あまりライバルとは考えたことがない。前に対戦してからだいぶ時間が空いたし、試合自体をあまり覚えていない。あまりいい思い出ではないけどね」

 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)やラファエル・ナダル(スペイン)と対戦せずに決勝までいけることに、運がよかったとは思っていない。

「準決勝に進んでいる選手は皆いいテニスをしているから勝ち上がっている。ここにいるのは全員が偉大な選手で、それがラファでも誰でも同じことで、皆いいプレーができる」

 準決勝進出だけでは満足していない。

「ここまできたことは素晴らしいことだと感じる。でも日々のハードワーク、努力が報われてここまでこられたと思う。でもまだ勝ち続けたいと思っている」(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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