「コートに寝転がるのが楽しみだ!」ズベレフを倒し決勝進出のチチパス [フレンチ・オープン]

写真はステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月30日~6月13日/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6-3 6-3 4-6 4-6 6-3で倒して決勝に進出した。

「自分のプレーに満足しているし、ここまでいい規律を見せて成長している。決勝が凄く楽しみだ。体全体を伸ばしてコート上に寝転がるのを楽しみにしている」

 感極まったときの気持ちを語った。

「ロラン・ギャロスは歴史的な大会で、小さい頃から見てきた。僕のコーチが一番好きな大会だ。彼とともに成長してきた。感情的になったのは、ここまでこられたこと、そしてもうギリシャのアテネに戻っているはずだが、彼のことを考えていたから。それ以上はまだ自分でもわからない」
 
 まだ相手が決まっていなかったため、ラファエル・ナダル(スペイン)かノバク・ジョコビッチ(セルビア)との決勝に思いを馳せた。

「ラファ、ノバクどちらが相手でも、凄くフィジカル的にタフな試合になる。どちらも細かい部分まで注意しなければならず、全集中で戦わないといけない。どちらになってもそこまで大きな差はない。同じレベルのテニス、強度になると思う。どちらが勝ってもね」

  ナダルとの決勝をイメージして語った。

「ラファとクレーコートで対戦するときは、よりよいプレーをすることだ。ロラン・ギャロスが彼にとって特別な力が出る場所だとは考えたくない。僕にとってはひとつのクレーコートの試合には変わらない。アプローチの仕方は同じだ。例えばバルセロナで対戦するのと、ここで対戦するのも大差はない。フレッシュな状態でいいフィーリングで戦う必要がある。彼はここで偉大な戦績を残しており敬意を表するが、今は自分がチャンスを生かすとき。自分がノバク、ラファと十分戦えることを証明するときがきた。このチャレンジを楽しみにしている。自分のテニスをもう一つ上のレベルに上げられるかどうかのチャレンジになる」

 今の状況にこられたことを感謝している。 

「今日は難しい試合で、感情が大きく揺さぶられ、多くの大事な局面に直面した試合だった。最終的にいい形で終わらせられたことで、大きな解放感があった。本当に大変だった。これらすべてをまとめるのは難しかった。勝利に結びつけた自分のプレーに満足している。テニスが大好きだし、このスタジアムでプレーするのが大好きだ。自分がプレーするすべての試合をありがたく思っている。最高の選手と戦い、自分を試すことができるのは、ありがたいこと。これはいつも夢見てきたこと。このチャレンジは本当に最高だ」(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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