ナダルに続いて大坂もウインブルドンをスキップ、東京オリンピック出場には出場予定

写真は2019年ウインブルドンでの大坂なおみ(日清食品)(Getty Images)


 ラファエル・ナダル(スペイン)と大坂なおみ(日清食品)がウインブルドン欠場を決め、最古のグランドスラム大会はテニス界最大のスター2人を抜きにして行われることになった。

 オールイングランド・クラブで2度優勝しているナダルは木曜日にいくつかのSNSへの投稿を通し、「自分の身体に耳を傾けた」あと休みを取って回復を図るため東京オリンピックも欠場するだろうと発表した。

「目標は自分のキャリアを延長し、自分自身が幸せでい続けることです」と35歳のナダルはコメントした。

 一方で大坂の代理人であるスチュアート・デグッド氏は木曜日、電子メールを通して「大坂はウインブルドンをスキップしたあと東京オリンピックでプレーする予定」だと明かした。

「彼女は現在、家族や友人と個人的な時間を取っています。彼女はオリンピックまでに準備を整えるでしょう。彼女は母国のファンの前でプレーすることを楽しみにしています」とデグッド氏は説明した。

 23歳の大坂は日本人の母とハイチ人の父の間に日本で生まれ、彼女が3歳のときに一家はアメリカに移住して現在はアメリカに拠点を置いている。世界ランク1位になったこともある大坂は現在2位で、世界でもっとも収入の高い女性アスリートでありAP通信の選ぶ2020年最優秀女子アスリートでもある。彼女は今季14勝3敗で、2月にはオーストラリアン・オープンで優勝を遂げていた。

 先月に大坂はフレンチ・オープン1回戦に勝ったが試合後の記者会見をスキップしたことで1万5000ドルの罰金を受け、その翌日に棄権することを発表した。彼女はメディアと話す前に不安感に襲われると言い、鬱に苦しめられていたことを告白した。

 当時ツイッターに投稿されたコメントの中で、大坂は「少しの間コートから離れますが、そのときがきたらプレーヤーとプレス並びにファンにとって状況をよりよくする方法についてツアーと話し合いたい」と述べていた。

 ウインブルドンで過去3度プレーした大坂は2度の3回戦進出が最高成績で、2019年には初戦負けを喫していた。(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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