世界283位のパーセルが第1シードのモンフィスを倒す番狂わせで8強入り [イーストボーン国際]

写真はマックス・パーセル(オーストラリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「バイキング国際イーストボーン」(ATP250/イギリス・イーストボーン/6月21~26日/賞金総額60万9065ユーロ/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、世界ランク283位のマックス・パーセル(オーストラリア)が第1シードのガエル・モンフィス(フランス)を6-4 5-7 6-4で倒して8強入りを決めた。

 第3セットで一時0-3の劣勢に立たされながら挽回したパーセルは、キャリア最大の勝利をおさめて予想外の進撃を継続した。彼がATPツアーのシングルスで準々決勝に進出したのは、初めてのこととなる。パーセルは予選決勝で敗れたが、欠場者が出たためラッキールーザーとして本戦出場権を手に入れていた。

「ここ9ヵ月ほどの間、僕はシングルスで本戦に入ることができず苦労していた。主にダブルスのみでしか出られていなかったから、僕のお気に入りのサーフェスであるここで勢いに乗れたのは素晴らしいことだ」と彼は試合後に語った。

「ラッキールーザーとして本戦に入れたのは幸運だったけど、僕はそのチャンスを最大限に活用することができている」 

 パーセルは次のラウンドで、同じくラッキールーザーとして本戦入りしたアンドレアス・セッピ(イタリア)と対戦する。セッピはこの日、エミール・ラウスビュオーリ(フィンランド)を6-2 6-3で破って勝ち上がった。

 予選1回戦で2018年ウインブルドン準優勝者のケビン・アンダーソン(南アフリカ)に勝ったパーセルは、本戦1回戦で予選勝者のジェームズ・ダックワース(オーストラリア)との同胞対決を制していた。

 そのほかの試合では第2シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)、第3シードのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)、第8シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)、バセック・ポスピショル(カナダ)、ラッキールーザーで本戦入りしたクォン・スンウ(韓国)、予選勝者のイリヤ・イバシカ(ベラルーシ)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 準々決勝ではデミノーがポスピショルと、ソネゴがブブリクと、クォンはイバシカと顔を合わせる。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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