アンドレスクがまたもグランドスラム大会で早期敗退「彼女は本当にいいプレーをしていた」 [ウインブルドン]

写真はビアンカ・アンドレスク(カナダ)(Getty Images)


 2年ぶりの開催となる今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月28日~7月11日/グラスコート)の大会3日目は、男女シングルス1回戦残り試合と男女シングルス2回戦が行われた。

 またも多くのスライディングや滑って転ぶシーンが見られた中、女子シングルス1回戦で第5シードのビアンカ・アンドレスク(カナダ)がアリゼ・コルネ(フランス)に2-6 1-6で敗れた。

 アンドレスクは2019年USオープンで優勝したが、それ以来グランドスラム大会では3度の1回戦負けを含め2勝5敗と低迷している。

 大会3日目が始まったとき、芝の状態は変わらず問題であり続けた。アンドレスク以外にもノバク・ジョコビッチ(セルビア)やジョン・イズナー(アメリカ)に加えて少なくともボールボーイひとりが転んだが、幸いにも深刻なケガを負う者はいなかった。

「滑ったのは一度だけじゃなかったわ。多分6度くらい滑ったんじゃないかしら」とアンドレスクはコメントした。

「コートは凄く滑りやすかった。私は以前に一度しかここでプレーしたことがないけど、そのときはまったくこんな感じじゃなかったはずよ。他の数人の選手たちとも話したけど、彼らも普通ではないと言っていたわ。でもそれは、私たちがコントロールできることじゃないから仕方ないわね」

 ウインブルドンを7度制したセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は火曜日の1回戦で滑って転んだ際に脚を痛め、棄権を強いられた。またロジャー・フェデラー(スイス)の対戦相手だったアドリアン・マナリノ(フランス)も転んで膝を捻り、リタイアを余儀なくされた。

 ケガと戦い続けてきたものの、世界ランク7位のアンドレスクはこの試合で優位と見られていた。しかし彼女は34本のアンフォーストエラーを犯し、対戦相手のコルネはミスを7本に抑える好調ぶりを見せた。

「私は試合を通し、ポジティブな気持ちを保ち続けようとしていたわ。何とか解決策を見つけようとしていたの。でも正直に言って、彼女は本当にいいプレーをしていたわ」とアンドレスクは振り返った。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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