20歳のセバスチャン・コルダがふたりのベテランを打破「天にも昇る気分」 [フレンチ・オープン]

今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、20歳のセバスチャン・コルダ(アメリカ)が自国の先輩で第21シードのジョン・イズナー(アメリカ)を6-4 6-4 2-6 6-4で下し、ベスト32に進出した。この結果で彼は、初めてのフレンチ・オープンでふたりのベテランから勝利をおさめたことになる。

 予選を3試合を勝ち抜いたあと、本戦の初戦でアンドレアス・セッピ(イタリア)を倒したコルダは2時間26分の試合でイズナーに打ち勝ったあと、「天にも昇る気分だ」と喜びを露わにした。

「自分のプレーに満足しているよ。落着きを保ち続けられたことがとてもよかったと思う。今日はすごくいい試合ができた。僕は今、練習や試合のすべてを楽しみにしているんだ。ここまで、とてもうまくいっていると感じているよ」

 この試合でのコルダは、通常なら圧倒的なイズナーのサービスゲームを5度ブレークした。

フレンチ・オープン2020|トーナメント表

 元ジュニア世界ランク1位で2018年オーストラリアン・オープンでジュニアの部を制した実績を持つコルダの父親は、元トッププレーヤーのペトル・コルダ(チェコ)だ。父は1998年オーストラリアン・オープンで栄冠に輝き、1992年フレンチ・オープンでも準優勝を飾っている。

 現在世界ランク213位のコルダは次のラウンドで、ミカエル・ククシュキン(カザフスタン)を6-3 6-1 6-0で破って勝ち上がった予選勝者のペドロ・マルチネス(スペイン)と対戦する。

 また彼の同胞である第27シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)も16本のサービスエースを決めるなどしてラドゥ・アルボット(モルドバ)を6-3 6-2 6-4で退け、同じく3回戦に駒を進めた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はセバスチャン・コルダ(アメリカ)
PARIS, FRANCE - SEPTEMBER 30: Sebastian Korda of The United States of America celebrates after winning match point during his Men's Singles second round match against John Isner of the United States on day four of the 2020 French Open at Roland Garros on September 30, 2020 in Paris, France. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles