1年遅れでの開催となる世界的なスポーツの祭典「東京オリンピック2020テニス競技」（東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート／7月24日～8月1日／ハードコート）の女子シングルス1回戦で、第3シードのカロリーナ・プリスコバ（チェコ）が6-1 6-3でアリゼ・コルネ（フランス）を下した。

「立ち上がりは最高によかったと思う。最初のゲームでブレークしたときから、速いショットがよかった。私は早い展開、速いショットが武器だから、ここの速いサーフェスは自分に合っていると思う。試合全体を通して余裕をもってストロークを打つことができた。サービスもよかったし、この調子でいきたい」

　初めてチェコ代表としてオリンピックに臨むことの意味。

「すごく重要なこと。フェドカップは何度も戦ったけど、オリンピックは初めて。少し違う部分もあるけど、一人で戦うのは同じこと。国を代表することで余計なプレッシャーを感じたくないから、普通のツアーと同じ大会だと捉えるようにしている。でも、上位には勝ち進みたい」

　プレッシャーとどう向き合っているのか。

「結局はただのテニスの試合。コートも同じだし、いつも対戦している選手ばかり。私はコート上で何をすべきかに集中するだけ。どれだけ多くの人がテレビで観ているのか、誰が見ているのか、負けたらどうなるのかは考える必要がない。もちろんこれらのことは頭を過ぎるけど、それはそれで置いておいて、コートで自分がすべきことやうまくいっていることに集中すればいい」

　オリンピックの雰囲気をどう感じているか？

「ここまでは素晴らしい。すべては結果次第だから。今は勝ち残っているからすべてがポジティブ。選手村は楽しい。オリンピックは初めてだし、いつも慣れているツアーとはまったく違うから、選手村の巨大さ、物凄いたくさんの人があちこちにいるのはショックを受けるくらい驚いた。でも今のところは楽しめている。チェコはいい選手が揃っているし、ダブルスも出場しているし、すべてが順調よ」

　プリスコバは2回戦でカルラ・スアレス ナバロ（スペイン）と対戦する。（テニスマガジン）