「久しぶりに東京へ来られて本当にうれしい」オリンピック2回戦を突破した大坂なおみ [東京2020]

ビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)を倒してベスト16に進出した大坂なおみ(日清食品)(Getty Images)


 1年遅れでの開催となる世界的なスポーツの祭典「東京オリンピック2020テニス競技」(東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/7月24日~8月1日/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第2シードの大坂なおみ(日清食品)がビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)を6-3 6-2で下してベスト16に進出した。

 試合前はどのような気持ちだったのか。

「正直、試合前のほうが緊張していた。ソワソワして落ち着かなかった。でも試合が始まれば気持ちは落ち着き、どんな展開になってもいい試合になると思っていた」

 強風にどう対処したのか。

「自分のプレーをすることだけを考えた。彼女のようにスライスを多用する相手は難しい。彼女はすごくクレバーだから、彼女が仕掛けてくることに対してあまりイライラしないようにした」

 開会式での大役は今年3月の時点で知っていたというが、問題はなかったのか。

「正直、プレッシャーは全然なかった。それよりも興奮のほうが大きかった。ある意味義務のようなもので、自分自身も成し遂げたいと思っていた」 

 東京オリンピックで金メダルを獲ることは、どんな意味があるのか。

 「ここで金メダルを勝ち獲ることは大きな意味がある。でも、そこまでの過程が大事。ここにいるのは世界トップの選手たちで、私は長い欠場期間があったから、一つひとつに集中して全力で取り組みたい。でも、ここにいられることが本当にうれしい。東京にはこの数年来ることができなかったから」

 ウォーミングアップでリラックスしているように見えた。

「今日のウォーミングアップは少しリラックスしていたかもしれない。昨日のほうが心配事をすべて追い出そうとして少し神経質になっていたかもしれない。昨日一度プレーしたことで、今日はよりリラックスしてプレーできた」

 大坂は3回戦でマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)と対戦する。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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