国枝慎吾がシングルスで2018年シーズン以来のグランドスラム制覇、通算23勝目 [オーストラリアン・オープン:車いすの部]
今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月20日~2月2日/ハードコート)の車いすの部の男子シングルス決勝で、第1シードの国枝慎吾(ユニクロ)がゴードン・リード(イギリス)を6-4 6-4で下し、2年ぶりにチャンピオンの座を奪回した。試合時間は1時間43分。
国枝がグランドスラムのシングルスでタイトルを獲得したのは、2018年のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)以来で通算23回目(全豪10回、全仏7回、全米6回)となる。
全豪に3年連続12回目の出場だった35歳の国枝は、2007年から15年まで出場した全大会で単複制覇を達成。シングルスでは初出場からの5連覇を含め、ここまでに9勝を挙げていた。大会連覇に挑んだ昨年は、準決勝でステファン・オルソン(スウェーデン)に4-6 6-3 3-6で敗れていた。
この結果で国枝は、リードとの対戦成績を27勝8敗とした。今シーズンは2週間前にトゥイード ヘッズ(ITFスーパーシリーズ/ハードコート)の準決勝で対戦し、国枝が6-2 6-0で勝っていた。その大会で今季初優勝を飾った国枝は、約半年ぶりに世界ランク1位に返り咲いて今大会を迎えていた。
今大会での国枝は、1回戦でニコラ・パイファー(フランス)を6-4 6-4で、準決勝ではアルフィー・ヒュウェット(イギリス)を6-3 6-3で下して決勝進出を決めていた。
この試合は前日に行われる予定だったが、雨天により最終日に延期となっていた。
車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。
昨年の大会では、シングルスでフェルナンデスとディーダ・デ グロート(オランダ)が優勝。ダブルスはジェラード/ステファン・オルソン(スウェーデン)とデ グロート/アニーク・ファンクォト(オランダ)がタイトルを獲得した。
※トップ写真は車いすの部の男子シングルスで優勝を果たした国枝慎吾(ユニクロ)
撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU
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