女子シングルスのベスト4が出揃う、トップ10プレーヤーはスビトリーナのみ [東京2020]

写真はエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)(Getty Images)


 1年遅れでの開催となる世界的なスポーツの祭典「東京オリンピック2020テニス競技」(東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/7月24日~8月1日/ハードコート)の女子シングルス準々決勝でパウラ・バドーサ(スペイン)は熱中症のためマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)に対する試合を棄権したあと、車椅子でコートをあとにする羽目に陥った。

 バドーサはその後、パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)と組んで出るはずだったミックスダブルスも棄権しなければならなくなった。

 前日に第2シードの大坂なおみ(日清食品)を退けたボンドルソバはこの日、バドーサに対して第1セットを6-3で取っていた。これで彼女はメダルがかかった準決勝に進出し、次にカミラ・ジョルジ(イタリア)を6-4 6-4で破って勝ち上がった第4シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)と対決することになった。

 そのほかの女子シングルスの試合では第9シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)が第13シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)を6-0 3-6 6-3で、第15シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン)は第7シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)を7-5 6-1で下し、勝ち上がった両者の準決勝での対戦が決まった。

 東京に来る前にガエル・モンフィス(フランス)と結婚したスビトリーナにとって、多くの出来事があった1ヵ月となっている。シングルスとダブルスですでに敗退したモンフィスはコートサイドに座り、新妻を応援した。ふたりは7月16日に結婚したが、新婚旅行はテニスシーズンの終わる11月まで延期した。

 世界ランク1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)、2位の大坂、3位のアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が敗退した今、スビトリーナは女子シングルスで勝ち残っている中でもっともランキングの高いプレーヤーだ。

 バーティはストーム・サンダース(オーストラリア)とのペアで第6シードとして出場していた女子ダブルスで勝ち残っていたが、この日行われた準々決勝で第1シードのバーボラ・クレイチコバ/カテリーナ・シニアコバ(チェコ)に6-3 4-6 [7-10]で敗れた。(APライター◎アンドリュー・ダンプ/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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