メドベージェフが『ビッグ3』不在の大会を制す、オペルカを倒して4度目のマスターズ制覇 [国立銀行オープン]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「国立銀行オープン」(ATP1000/カナダ・オンタリオ州トロント/8月9~15日/賞金総額348万7915ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)がライリー・オペルカ(アメリカ)を6-4 6-3で下し、『ビッグ3』不在の大会を制した。試合時間は1時間25分。

 メドベージェフがATPツアーで優勝したのは6月のマヨルカ(ATP250/グラスコート)以来で通算12回目となり、ATPマスターズ1000の大会では4度目のタイトル獲得となった。

 この結果でメドベージェフは、オペルカとの対戦成績を4勝1敗とした。今シーズンは6月にフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)の3回戦で顔を合わせ、メドベージェフが6-4 6-2 6-4で勝っていた。

 今大会に2年ぶり4度目の出場となった25歳のメドベージェフは前回開催された2019年に決勝に進出し、ファエル・ナダル(スペイン)に3-6 0-6で敗れて準優勝に終わっていた。

 トロントでのメドベージェフは初戦となった2回戦でアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)を4-6 6-3 6-4で、3回戦で予選勝者のジェームズ・ダックワース(オーストラリア)を6-2 6-4で、準々決勝で第7シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)を2-6 7-6(6) 7-6(5)で、準決勝ではジョン・イズナー(アメリカ)を6-2 6-2で破って決勝進出を決めていた。

 準決勝で第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)との接戦を制したオペルカは準優勝に終わったが、マスターズ大会で自己最高成績をおさめた。

 これに先立ちダブルス決勝が行われ、第3シードのラジーブ・ラム(アメリカ)/ジョー・ソールズベリー(イギリス)が第1シードのニコラ・メクティッチ/マテ・パビッチ(ともにクロアチア)を6-3 4-6 [10-3]で倒してコンビ4勝目を挙げた。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(テニスマガジン)


左から男子ダブルス優勝のラジーブ・ラム(アメリカ)、ジョー・ソールズベリー(イギリス)、準優勝のマテ・パビッチ(クロアチア)、ニコラ・メクティッチ(クロアチア)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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