メドベージェフがフルカチュに競り勝ち準決勝へ「このような試合に勝つというのは大きな自信になる」 [国立銀行オープン]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「国立銀行オープン」(ATP1000/カナダ・オンタリオ州トロント/8月9~15日/賞金総額348万7915ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が第7シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)に2-6 7-6(6) 7-6(5)で競り勝ちベスト4に進出した。

 ウインブルドン4回戦で敗れた1ヵ月後、23本のサービスエースを決めたメドベージェフは苦戦を強いられながらも雪辱を果たすことに成功した。

「彼にはチャンスがあり、恐らく少なくともふたつのセットでは間違いなく僕よりもいいプレーをしていた。でも、それがテニスだ。僕たちはお互いに優れたサービスの持ち主であり、必要なときにはサービスエースを決めることができる」とメドベージェフは振り返った。

「間違いなく容易な試合ではなかったよ。彼は僕を上回るプレーをしていたからね。でもこのような試合に勝つというのは大きな自信になる。ここに立ってインタビューを受けているということは、僕にとって大きな喜びだ」

 メドベージェフは次のラウンドで、第11シードのガエル・モンフィス(フランス)を7-6(5) 6-4で破って勝ち上がった身長208cmのジョン・イズナー(アメリカ)と対戦する。36歳のイズナーは2週間前、アタランタでATPツアー通算16勝目となるタイトルを獲得していた。

 もうひとつの準決勝は、ステファノス・チチパス(ギリシャ)とライリー・オペルカ(アメリカ)の顔合わせとなった。第3シードのチチパスが第6シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を6-1 6-4で退け、オペルカは第10シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を6-3 7-6(1)で倒した。

 ルードは7月に3週連続優勝(バスタッド、グスタード、キッツビューエル)を飾って今大会を迎えていたが、マッチ連勝は「13」でストップした。

 チチパスは5月にフレンチ・オープン決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)にフルセットで敗れたが、グランドスラム大会での自己最高成績をマークした。彼はこのカナダの大会で2018年に決勝進出を果たしたが、ラファエル・ナダル(スペイン)に敗れて準優勝に終わっていた。

「これから何が起きるかわくわくするね。僕は毎日毎日、常に解決策を見つけようとしているんだ。自分にとってもっと簡単で効率的な方法がないか考えているよ」とチチパスはコメントした。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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