チチパスが23歳の誕生日にハチャノフを倒して8強入り「テニスコートで経験できる最高の感慨のひとつ」 [国立銀行オープン]

写真はステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「国立銀行オープン」(ATP1000/カナダ・オンタリオ州トロント/8月9~15日/賞金総額348万7915ドル/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)がカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-2 6-3で倒して23歳の誕生日を自ら祝った。

 試合後のコート上でチチパスに新鮮な果物で飾られた白いシートケーキが贈られる中、観客たちは『ハッピーバースデー』を歌って彼を祝福した。

 フレンチ・オープンでは決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)にフルセットで敗れたものの初のグランドスラム大会準優勝を遂げたチチパスは、「テニスコートで経験できる最高の感慨のひとつだよ」とコメントした。

 この試合でのチチパスは直面したブレークポイント2本をセーブし、サービスからのポイントを74%ものにしてハチャノフを圧倒した。

 チチパスは次のラウンドで、ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)を6-4 6-3で破って勝ち上がった第6シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)と対戦する。彼らは5月にマドリッド・オープン3回戦で顔を合わせており、そのときにはルードがストレートセットで勝っていた。

「違う結末になればいいね。今回は結果を逆転させられるように頑張るよ」とチチパスは語った。

 ナイトマッチでは第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が予選勝者のジェームズ・ダックワース(オーストラリア)を6-2 6-4で下し、首尾よく準々決勝に駒を進めた。

「いくつかの競ったゲームを取ることができ、何とか先に進むことができたよ。彼は少しリズムを失っていたと思うけど、それも僕の狙い通りさ」とメドベージェフは振り返った。

 そのほかの試合では第7シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)、第10シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)、第11シードのガエル・モンフィス(フランス)、ジョン・イズナー(アメリカ)、ライリー・オペルカ(アメリカ)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 バウティスタ アグートが第8シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-3 3-6 7-5で退け、イズナーは第4シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に7-5 7-6(5)で競り勝った。

 準々決勝ではメドベージェフがフルカチュと、バウティスタ アグートがオペルカと、モンフィスはイズナーと顔を合わせる。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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