女子団体はシード勢が実力発揮でベスト8が出揃う [2021全中]

2021-08-19

女子団体はシード勢が実力発揮でベスト8が出揃う [2021全中]

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トップシードの小平第二は王座返り咲きを目指す。写真は岩佐南美（写真◎菅原淳）

　福島県会津若松市を舞台に開催されている「第48回全国中学生テニス選手権大会」（会津総合運動公園テニスコート／団体戦：8月18～20日、個人戦：8月20、21日）の大会2日目。2ダブルス・3シングルスで行われる女子団体は1・2回戦が行われ、ベスト8が顔を揃えた。

　荒れた展開となった男子団体と打って変わり、女子はシード勢がしっかりと勝ち上がった。トップシードの小平市立小平第二（東京）、2018年大会以来の王座奪還を誓う第2シードの城南学園（大阪）、第3～4シードでは大会連覇がかかる山陽女学園（広島）と創部初年度で初出場初優勝を狙う堺リベラル（大阪）が3回戦に進出した。

　17年大会以来の優勝を目指す小平市立小平第二の篠田徹監督は快勝での3回戦進出にも「相手があるものなので、明日は明日でまた頑張ってほしい。ただ、個性のある選手がそろっている。それぞれの力を出してもらえれば」と気は緩めない。

岡野もベスト8に名を連ねる。写真は若井美南／道田美咲（写真◎菅原淳）

　第5～8シードの浪速（大阪）と横浜市立岡野（神奈川）も8強入りする中、橘学苑（神奈川）が筑陽学園（福岡）を、桐光学園（神奈川）が聖霊（愛知）を、いずれも激戦の末に第5～8シードを下し、シード崩しに成功している。

　実力校が実力どおりに力を発揮する中、地元・福島の郡山市立郡山第五は男子に続いて女子も1回戦で敗れた。それでも星名誠監督は「前回の福島開催（第42回大会／15年）に続いて男女アベック出場したいと思っていた。選手たちはのびのびプレーしていたし、全国を知れたことは大きい。これからもテニスを続けたいと思ってくれれば」と話す。

地元・福島の郡山市立郡山第五は初戦敗退も確かな経験を得た（写真◎BBM）

　前日の開会式では男子主将の岡田正人と女子主将の熊田みなみが選手宣誓を行った。「男女でやせていただいたことは一番の収穫だったかもしれない。『テニスを楽しみます』と言って、実際に楽しんでいたと思う。そうした姿勢を今後も出していってほしい」と目を細めていた。

　明日20日は3回戦から準決勝、決勝と各校最大3対戦を戦い、男女ともに団体日本一が決まる。また個人戦シングルスの1回戦も行われる。試合開始は10時の予定。

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編集部◎杉浦多夢　写真◎菅原淳、BBM

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