「何のためにテニスをしているのか思い出させてくれた」大坂を倒して準優勝のタイヒマン [ウェスタン&サザン・オープン]

準決勝でカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を倒し、勝利を祝うジル・タイヒマン(スイス)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「ウェスタン&サザン・オープン」(WTA1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月16~22日/賞金総額183万5490ドル/ハードコート)の女子シングルスで準優勝と快進撃を見せたジル・タイヒマン(スイス)が大会を振り返った。

 「今大会は素晴らしいプレーができている。初戦から調子がよかったし、体もフィットしていてプレーもいい」

  今大会、大坂なおみ(日清食品)、ベリンダ・ベンチッチ(スイス)、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)の大物を次々に倒した。

 「この数ヵ月ケガが多く、苦しんできたけど、回復後はトレーニングや練習をたくさんしてきた。メンタル、フィジカル、ストローク、すべてのことに力を入れて、それがここでうまく噛み合っているんだと思う」

 ケガの時期に落ち込まなかったのか。

「正直に言うと、人生最悪の時期だった。でも私はまだ若いから(24歳)大丈夫。自分を信じる気持ちがなくなることはなかったけど、気持ちはすごく落ちた。でも、それが自分に課せられたチャレンジだと思った。毎日努力して、今大会は1試合ずつ戦い、うまくいって決勝までいけた」

 ここで成功して、苦しかった時期を思い出すのでは?

「2ヵ月前は苦しくて泣いていた。でも今は笑顔でいられる。シンシナティのファンも素晴らしい。ここでプレーしていて、自分が何のためにテニスをしているのかを思い出させてくれた。素晴らしいスタジアムで強い相手と戦い、それを楽しむこと」(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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