東京オリンピック金メダリストのベンチッチはスイス人女子の躍進を願う [USオープン]
今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、第11シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)がアランチャ・ラス(オランダ)を6-4 6-4で退けた。
ロジャー・フェデラー(スイス)とスタン・ワウリンカ(スイス)がケガで欠場する中、ベンチッチはグランドスラムでの成功を期待するスイス最大のホープかもしれない。但し彼女には、彼女が“唯一の希望”だと言ってはいけない。
「本戦には4人のスイス人女子が出場しているのよ。素晴らしいことだと思うわ」とベンチッチはコメントした。
東京オリンピック金メダリストのベンチッチは世界ランク12に付けており、4人の中ではもっとも実績を持つ選手だ。彼女はUSオープンで2019年に準決勝に進出し、同大会のスイス人チャンピオンとしてフェデラーやワウリンカに肩を並べる偉業まであと少しのところまで迫った。
同胞のジル・タイヒマン(スイス)は決勝で世界ナンバーワンのアシュリー・バーティ(オーストラリア)に敗れはしたが、前哨戦のシンシナティで準優勝を飾った。そしてベンチッチはビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)やシュテファニー・フェーゲレ(スイス)らとともに、スイス人がグランドスラム大会でより脅威となることを願っている。
しかしベンチッチにとってはグランドスラム大会でさえ、東京での金メダルを超えるものではないかも知れない。
「もちろん私はより多くのことを成し遂げたいし、もっと多くの夢があるわ。でも私にとってオリンピックはもっとも大きな部類の…ええ、最大のものなの」とベンチッチは語った。
ベンチッチは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したココ・バンダウェイ(アメリカ)を6-1 7-5で破って勝ち上がったマルチナ・トレビザン(イタリア)と対戦する。(APライター◎ブライアン・マホニー/構成◎テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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