地元アメリカの望みを繋いだティアフォーがルブレフとの3回戦へ [USオープン]

写真はフランシス・ティアフォー(アメリカ)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)の大会3日目は、ボトムハーフ(ドローの下半分)の男女シングルス2回戦などが行われた。

 1994年以来初めて13人のアメリカ人男子選手がUSオープン初戦を突破したあと、フランシス・ティアフォー(アメリカ)は少なくともそのうち2人は間違いなく3回戦に進出できることを確実にした。

 メリーランド州出身で現在はフロリダ州に拠点を置く23歳のティアフォーは水曜日、ギド・ペラ(アルゼンチン)を6-1 6-2 7-5で退けた。昨年の大会で16強入りしたティアフォーは、もし次のラウンドで第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を倒せば同じ段階に戻ることができる。

「それが僕の望んでいることだ。僕は彼を倒したい。僕は彼を追い回すよ」とティアフォーは意気込みを語った。これ以前にふたりが対戦したのは2014年USオープン・ジュニアの準々決勝で、そのときはティアフォーがルブレフに勝っていた。

 水曜日にプレーした他の男子アメリカ勢は、2人とも敗れた。第24シードのダニエル・エバンズ(イギリス)がマルコス・ギロン(アメリカ)を6-4 7-6(3) 2-6 6-3で、予選勝者のアレックス・モルチャン(スロバキア)はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したブランドン・ナカシマ(アメリカ)を6-3 3-6 1-6 6-2 6-4で下し、それぞれベスト32に進出した。

 大会4日目の木曜日には、あと10人のアメリカ人男子選手がプレーする。その中にはテイラー・フリッツ(アメリカ)とジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)のカリフォルニア出身者同士の対決もあり、つまりティアフォーに加えあとひとりは間違いなく3回戦に勝ち進むことになるという訳だ。

 13人が少なくとも1度はフラッシングメドウで勝ったという数字は、アメリカにとって27年前に15人が1回戦で勝った1994年大会以降でもっとも多い数字だった。その当時のグループに中にはピート・サンプラス(アメリカ)、アンドレ・アガシ(アメリカ)、イワン・レンドル(アメリカ)、ジミー・コナーズ(アメリカ)、ジム・クーリエ(アメリカ)、マイケル・チャン(アメリカ)らグランドスラム大会優勝者たちが名を連ねていた。(APライター◎ブライアン・マホニー/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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