3年前の雪辱を期したティアフォーは返り討ちに「勝ちたいと強く望み過ぎていた」 [ウインブルドン]

写真はフランシス・ティアフォー(アメリカ)(Getty Images)


 2年ぶりの開催となる今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月28日~7月11日/グラスコート)の男子シングルス3回戦で、第25シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)がフランシス・ティアフォー(アメリカ)を6-3 6-4 6-4で下してベスト16に進出した。

 ティアフォーは2018年ウインブルドン3回戦でハチャノフに喫した敗戦の雪辱を果たしたいという強い欲望に集中し過ぎていたため、結果的に同じ大会で同じ相手に同じ段階で敗れることになったと考えていた。

「僕はやや硬くなっていた。チャンスだということは分かっていたんだ。僕は勝ちたいとあまりに強く望み過ぎていた」と23歳のティアフォーは試合後に語った。

 3年前の対決でティアフォーはハチャノフに対して最初の2セットを取ったが、そこからカムバックを許して5セットの末に敗れた。今回のティアフォーは、本当の意味で試合の中に入り込むことができないままストレートで敗れた。

「僕は暫定的にプレーしているような感じだった。あまりアグレッシブにプレーしていなかった。僕は彼にプレーの主導権を握らせてしまっていた」とティアフォーは振り返った。

 今大会でのティアフォーはフレンチ・オープン準優勝者で第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)に対する勝利を含め、プレーした2つの勝ち試合を通して29回のサービスゲームすべてをキープする好調ぶりでこの金曜日に臨んでいた。

 しかしこの試合でのティアフォーは、パワーヒッターのハチャノフに3度ブレークされた。

「どこから見ても、今日は僕にとって最良の日ではなかったよ」とティアフォーは肩を落とした。

 ハチャノフは次のラウンドで、第22シードのダニエル・エバンズ(イギリス)を6-3 3-6 6-3 6-4で破って勝ち上がったセバスチャン・コルダ(アメリカ)と対戦する。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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