プリスコバがマッチポイントを凌いでアニシモワとの死闘を制す「ときには運も必要なのよ」 [USオープン]

写真は勝利を決めた瞬間のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第4シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)がアマンダ・アニシモワ(アメリカ)との接戦を7-5 6-7(5) 7-6(7)で制してベスト32に進出した。

 試合を通して24本のサービスエースを決めたプリスコバは、マッチポイントを凌いだ末に2時間21分の死闘を制した。プリスコバは最終セットのタイブレークで一時2-5と劣勢に立たされたが、そこから巻き返して深夜少し前に決着をつけた。

 24本というプリスコバのサービスエースの数は、統計を記録するようになった1998年以降のUSオープンの女子シングルスで最多となる。

「今日はサービスの助けがなければ勝つことは不可能だった」と試合後にプリスコバ本人が認めた通り、試合のカギは恐らくサービスだった。第1セットではプリスコバが2回、アニシモワは1回ブレークしたが、残る2セットでは互いにキープし合って勝負がタイブレークに託されることになった。

 最後のタイブレークでプリスコバは2-5から4ポイントを連取してマッチポイントを掴んだが、アニシモワがフォアボレーを決めて6-6に追いついた。火曜日に20歳になったばかりのアニシモワは7-6として勝利まであと1ポイントのところまで迫ったが、そのチャンスでバックハンドをネットにかけてしまった。

 そしてプリスコバが2度目のチャンスを手にしたとき、アニシモワがふたたびバックハンドをネットにかけて試合に終止符が打たれた。

「最後はちょっとラッキーだったわ。ときには運も必要なのよ」とプリスコバはコメントした。

 グランドスラム大会でのプリスコバは2016年USオープンと今年のウインブルドンで決勝に進出したが、いずれも準優勝に終わっていた。

 プリスコバは次のラウンドで、第30シードのペトラ・マルティッチ(クロアチア)を7-6(6) 6-4で破って勝ち上がったアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)と対戦する。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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