ズベレフがハリスを倒して準決勝へ「あの第1セットを取れたおかげで硬さがなくなった」 [USオープン]

写真はアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がノーシードから勝ち上がってきたロイド・ハリス(南アフリカ)を7-6(6) 6-3 6-4で下し、このところの連勝記録を「16」に伸ばした。

 ハリスは第1セットで一時5-3とリードしたが、サービング・フォー・ザ・セットでブレークバックを許した。ハリスはタイブレークでも6-5としてセットポイントを手にしたが、それをものにすることができなかった。そこからは東京オリンピック金メダリストのズベレフが波に乗り、続く3ポイントを連取してセットを先取した。それから彼は第2セットで3-0、第3セットでは4-0とリードを奪って主導権を握った。

「何とかあの第1セットを取ることができたおかげで少し力が抜け、硬さがなくなったんだ」とズベレフは振り返った。

 昨年のUSオープン決勝でドミニク・ティーム(オーストリア)に敗れた少しあと、ズベレフは元ガールフレンドにドメスティック・バイオレンス(DV:家庭内暴力)で糾弾された。彼はその申し立てについて、繰り返し否定していた。

 ズベレフは次のラウンドで、第6シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を5-7 6-2 6-2 6-3で破って勝ち上がった第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦することになった。

 水曜日にナイトセッションで行われたこの試合は7月のウインブルドン決勝と同じカードで、その際にもジョコビッチが4セットで勝っていた。

 その時点で次の相手が決まっていなかったズベレフは、「他の皆と同じく、この試合は観るつもりだよ。8時間半くらいかかるといいんだけどね!」と話していた。(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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