クォン・スンウがイ・ヒュンタクに次ぐATPツアーを制した18年ぶりの韓国人選手に [アスタナ・オープン]
ATPツアー公式戦の「アスタナ・オープン」(ATP250/カザフスタン・ヌルスルタン/9月20~26日/賞金総額54万1800ドル/室内ハードコート)の男子シングルス決勝でクォン・スンウ(韓国)がジェームズ・ダックワース(オーストラリア)を7-6(6) 6-3で倒し、ATPツアー大会における18年ぶりの韓国人チャンピオンとなった。
ツアーレベルで初の決勝を戦ったクォンはタイブレークで3-6と追い込まれたが、そこから3つのセットポイントを凌いで5ポイント連取の挽回劇で第1セットを先取した。
ダックワースは第2セットの第1ゲームでブレークに成功したが、このセットではファーストサーブを33%しか入れることができずにキープすることに苦労して2度ブレークを許した。今大会でのダックワースはここまで1セットも落とさず勝ち上がり、シングルスでは初のツアー決勝に辿り着いていた。
クォンの前にATPツアーでタイトルを獲得した韓国人選手は、20003年シドニー国際の決勝でフアン カルロス・フェレロ(スペイン)を倒したイ・ヒュンタク(韓国)だった。チョン・ヒョン(韓国)は2017年にNext Gen ATPファイナルズで栄冠に輝いたが、それは若手選手を対象とした注目度の高い大会ではあったが完全にはATPツアーの一環ではなくランキングポイントが付与されないイベントだった。
これに先立ちダブルス決勝が行われ、第1シードのサンティアゴ・ゴンサレス(メキシコ)/アンドレス・モルテーニ(アルゼンチン)がジョナサン・エルリッチ(イスラエル)/アンドレ・バジレンスキー(ベラルーシ)を6-1 6-2で下してコンビ初優勝を飾った。
この大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックで特にアジアで多くの大会が中止になったあと、ATPツアーのカレンダーに昨年追加された。(C)AP(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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