1セットダウンを克服したムグルッサがジャバーを倒して今季2勝目 [シカゴ秋季クラシック]

写真はUSオープンでのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「シカゴ秋季テニス・クラシック」(WTA500/アメリカ・イリノイ州シカゴ/9月27日~10月3日/賞金総額56万5530ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第2シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)が第6シードのオンス・ジャバー(チュニジア)を3-6 6-3 6-0で倒して今季2勝目を挙げた。試合時間は1時間37分。

 20歳のムグルッサがWTAツアーのシングルスでタイトルを獲得したのは、3月のドバイ(WTA1000/ハードコート)以来でキャリア9度目となる。決勝での戦績は、9勝7敗となった。

 この結果でムグルッサは、ジャバーとの対戦成績を2勝1敗と勝ち越した。初対戦だった2020年1月のホバート(WTAインターナショナル/ハードコート)の2回戦はムグルッサが3-6 6-3 7-6(4)で、今年7月のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)の3回戦ではジャバーが5-7 6-3 6-2で勝っていた。

 今大会でのムグルッサは初戦となった2回戦でアン・リー(アメリカ)を6-4 6-4で退け、3回戦は第14シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が棄権したため不戦勝で勝ち上がり、準々決勝で予選から勝ち上がってきた日本の本玉真唯(島津製作所)の進撃を6-3 6-2で食い止め、準決勝はマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)が胃腸疾患により棄権したため不戦勝で決勝進出を決めていた。

 準優勝に終わったジャバーは今大会で4試合を勝ち上がり、今季のマッチ勝利数を「44」としてアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を抜いて女子ツアーのトップに立っていた。

 ダブルス決勝は雨により室内コートで行われ、クベタ・ペシュク(チェコ)/アンドレア・ペトコビッチ(ドイツ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したキャロライン・ドラハイド/ココ・バンダウェイ(ともにアメリカ)を6-3 6-1で下して優勝を飾った。

 この大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより中止となる大会が多い中、WTAツアーのカレンダーに新たに追加された。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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