トップシードのプリスコバが初戦をクリア、前週のシカゴを制したムグルッサは敗退 [WTAインディアンウェルズ]

写真はカロリーナ・プリスコバ(チェコ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(WTA1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/10月6~17日/賞金総額876万1725ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で第1シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)が勝ち上がったが、第5シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)は姿を消した。シード勢は1回戦がBYEで免除されており、ふたりはこの試合が初戦だった。

 6本のサービスエースを決めたプリスコバは今季の女子ツアーでトップの387本目をマークし、予選勝者のマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)を7-5 6-2で退けた。プリスコバは試合を通して6本のブレークポイントを掴み、そのうち5つをものにした。

 前週にシカゴで開催されたWTA500の大会で優勝したばかりのムグルッサは、アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)に3-6 6-1 3-6で敗れた。これは今年のウインブルドンで8強入りしたトムヤノビッチにとって、今シーズンに入って7度目の機会で初めてマークした対トップ10勝利となった。

 シカゴの決勝でムグルッサに敗れた第12シードのオンス・ジャバー(チュニジア)はフルセットを強いられたが、アナスタシア・セバストワ(ラトビア)を6-2 6-7(5) 6-3で振りきり今季の女子ツアーで最多となるマッチ45勝目を挙げた。

 センターコートの最終試合では2019年のチャンピオンで第16シードのビアンカ・アンドレスク(カナダ)が初戦に臨み、アリソン・リスク(アメリカ)を7-6(2) 5-7 6-2で倒してタイトル防衛に向けた挑戦をスタートした。

 この日プレーしたそのほかのトップ10シード選手は第3シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)と第10シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)が3回戦に駒を進めたが、第6シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)はビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)に7-5 3-6 2-6で逆転負けを喫した。

 そのほかの試合では第15シードのコリ・ガウフ(アメリカ)、第18シードのアネット・コンタベイト(エストニア)、第20シードのダリア・カサキナ(ロシア)、第21シードのパウラ・バドーサ(スペイン)、第22シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)、第26シードのタマラ・ジダンセク(スロベニア)、アマンダ・アニシモワ(アメリカ)、アンナ・カリンスカヤ(ロシア)、ラッキールーザーで本戦入りしたベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)が2回戦を突破した。

 アニシモワが第30シードのカミラ・ジョルジ(イタリア)を6-4 6-1で、カリンスカヤは第28シードのサラ・ソリベス トルモ(スペイン)を6-3 4-6 6-2で下してそれぞれシードダウンを演じた。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより中止となり、2021年大会は3月から延期されて史上初めて秋に開催されることが決まっていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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