前回予選敗退のシフィオンテクが初戦にストレート勝利 [WTAインディアンウェルズ]
WTAツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(WTA1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/10月6~17日/賞金総額876万1725ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、イガ・シフィオンテク(ポーランド)がわずか71分しかかけずにペトラ・マルティッチ(クロアチア)を6-1 6-3で退けた。
前回この大会が開催された2019年にシフィオンテクは予選で敗れていたが、今や彼女は第2シードで経歴には“2020年フレンチ・オープン優勝”と刻まれている。
試合開始直後からシフィオンテクは10ゲーム中9ゲームを取って主導権を握ったあと2度ブレークされたが、最後は相手のサービスゲームを破って試合を締めくくった。
「2019年の私は自信を持ってプレーしていなかったけど、今や状況が変わったことを本当にうれしく思うわ」とシフィオンテクはコメントした。
「第2セットのある1ゲームで私は集中力を失って簡単にサービスゲームを落としてしまったから、とにかく進み続けて二度と足を止めてはいけないと肝に銘じていたの」
シード勢は1回戦がBYEで免除されており、シフィオンテクはこの試合が初戦だった。シフィオンテクは次のラウンドで、リュドミラ・サムソノワ(ロシア)を6-2 6-3で破って勝ち上がった第25シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)と対戦する。
シフィオンテク以外のトップ10シード選手は第4シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、第7シードのペトラ・クビトバ(チェコ)、第9シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)が揃ってストレート勝利をおさめた。
そのほかのシード勢は第11シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)、第19シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)、第23シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)、第24シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)、第27シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、第32シードのソラナ・シルステア(ルーマニア)が3回戦に駒を進めたが、第13シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン)、第14シードのエリース・メルテンス(ベルギー)、USオープン新チャンピオンで第17シードのエマ・ラドゥカヌ(イギリス)、第31シードのジル・タイヒマン(スイス)は敗れた。
ユリア・プティンセバ(カザフスタン)がリバキナを6-2 7-6(5)で、ラッキールーザーで本戦入りしたジャスミン・パオリーニ(イタリア)がメルテンスを3-6 6-4 6-4で、アリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)がラドゥカヌを6-2 6-4で、イリナ カメリア・ベグ(ルーマニア)はタイヒマンを7-5 6-1で倒してそれぞれシードダウンを演じた。
昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより中止となり、2021年大会は3月から延期されて史上初めて秋に開催されることが決まっていた。(C)AP(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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