トップ2シードのサバレンカとムグルッサが準々決勝で敗退 [クレムリン・カップ]

写真はアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「VTBクレムリン・カップ」(WTA500/ロシア・モスクワ/10月18~24日/賞金総額56万5530ドル/室内ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)がエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)に3-6 4-6で敗れる番狂わせが起きた。

 23歳のサバレンカは3セットでレイラ・フェルナンデス(カナダ)に敗れた先月のUSオープン以来となる公式戦に臨んでいたが、復帰大会はわずか2試合で終わりを告げた。彼女はインディアンウェルズにエントリーしていたが、大会直前に受けた新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で陽性と診断されたため欠場を余儀なくされていた。

 今大会でのサバレンカは1回戦をBYEで免除され、2回戦でアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)をフルセットで下していた。

 アレクサンドロワは準決勝で、第8シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)を6-4 6-4で破って勝ち上がった第3シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)と対戦する。ハレプは第2セット1-5から2度ブレークして巻き返したが、逆転することはできなかった。

 この日は第2シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)も第9シードのアネット・コンタベイト(エストニア)に1-6 1-6で敗れ、トップ2シードが姿を消した。グランドスラム大会優勝歴2回のムグルッサは第1セットの終わりから第2セット序盤にかけて自分のサービスゲームを3度連続で落とし、わずか48分で完敗を喫した。

 8月のクリーブランドと9月のオストラバでタイトルを獲得したコンタベイトはここ3ヵ月で3度目の優勝を目指し、今季5度目の準決勝でマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)と顔を合わせる。ボンドルソバはセンターコートの第1試合で、第4シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)を6-4 6-2で倒す番狂わせを演じていた。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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