今季3度目のツアー4強入りを決めたブルックスビーが「Next Gen ATPファイナルズ」への出場権を確保 [ATPアントワープ]

写真はUSオープンでのジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ヨーロピアン・オープン」(ATP250/ベルギー・アントワープ/10月18~24日/賞金総額58万4125ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準々決勝で予選から勝ち上がってきたジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)がアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を7-5 6-0で退け、ATPツアーで今季3度目のベスト4進出を決めた。

 この勝利でブルックスビーは、21位歳以下のトップ8による「Next Gen ATPファイナルズ」への出場権を確保した。今季を世界ランク300位以下で始めたカリフォルニア州で20歳のブルックスビーは、ブレイクスルーを果たしてキャリア最高となる70位で今大会を迎えいる。彼は今年のUSオープンで4回戦に進出し、世界ナンバーワンのノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れはしたが1セットを奪う健闘を見せた。

 2017年に創設された「Next Gen ATPファイナルズ」は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックによる中止を経て、11月9日から13日にイタリア・ミラノで2年ぶりに開催される予定になっている。

 来週の火曜日に21歳の誕生日を迎えるブルックスビーは準決勝で、予選勝者のブランドン・ナカシマ(アメリカ)を6-4 6-2で破って勝ち上がった第2シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦する。シュワルツマンは前のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したグランドスラム大会優勝歴3回のアンディ・マレー(イギリス)を倒していた。

 トップハーフ(ドローの上半分)の準決勝は、ヤニク・シナー(イタリア)とロイド・ハリス(南アフリカ)の顔合わせとなった。第1シードのシナーがアルトゥール・リンデルネック(フランス)を6-4 6-2で下し、第7シードのハリスはマートン・フチョビッチ(ハンガリー)を6-2 7-5で振りきった。準決勝に勝ち残った4人は皆、今大会でまだ1セットも落としていない。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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