マッチポイント5本凌いだタウソンがサムソノワを倒して決勝進出「何が起こったのかわからない」 [クールマイユール女子オープン]

2021-10-31

マッチポイント5本凌いだタウソンがサムソノワを倒して決勝進出「何が起こったのかわからない」 [クールマイユール女子オープン]

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写真はサンクトペテルブルク・レディース・トロフィーでのクララ・タウソン（デンマーク）（Getty Images）

　WTAツアー公式戦の「クールマイユール女子オープン」（WTA250／イタリア・クールマイユール／10月25～31日／賞金総額23万5238ドル／室内ハードコート）の女子シングルス準決勝で、第5シードのクララ・タウソン（デンマーク）が第3シードのリュドミラ・サムソノワ（ロシア）を4-6 6-7(8) 6-4で倒して今季3つ目のタイトル獲得に王手をかけた。

　第1セットを落としたタウソンはブレークダウンを克服して持ち込んだ第2セットのタイブレークで2-6とされて崖っぷちに追い込まれたが、そこから5ポイント連取でピンチを脱すると7-8から5度目のマッチポイントを凌いだ末にセットオールに追いついた。

　試合を通して相手を4本上回る16本のサービスエースを決めたサムソノワは第3セットでも先にリードを奪ったが、直ぐに追いついたタウソンが4-4から決定的なブレークに成功するとサービング・フォー・ザ・マッチをラブゲームでキープして2時間27分の試合を締めくくった。

「タイブレークでは“終わった”と思った。彼女はあれほどのビッグサーバーだから、とにかくボールをコートに入れようとしたの。彼女がどこに打ってくるかに集中していたけど、何が起こったのかわからないわ」とタウソンは試合後のオンコートインタビューで語った。

　タウソンは決勝で、第7シードのジャスミン・パオリーニ（イタリア）を6-0 6-2で破って勝ち上がったドナ・ベキッチ（クロアチア）と対戦する。2月に膝の手術を受けたベキッチは約3ヵ月の戦線離脱を余儀なくされるなど今季は低迷し、世界ランク97位で今大会を迎えている。

　ダブルスは決勝が行われ、ワン・シンユー／ジェン・サイサイ（ともに中国）が第3シードの穂積絵莉（日本住宅ローン）／ジャン・シューアイ（中国）を6-4 3-6 [10-5]で下して優勝を飾った。ワン／ジェンは9月にコロンバス（WTA125／ハードコート）でタイトルを獲得しており、マッチ8連勝でコンビ2勝目を挙げた。

　この大会は新型コロナウイルス（COVID-19）のパンデミックにより中止となる大会が多い中、WTAツアーのカレンダーに新たに追加された。（テニスマガジン）

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写真◎Getty Images

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