右膝手術を乗り越えたベキッチが18歳の新鋭タウソンを倒して4シーズンぶりのタイトル獲得 [クールマイユール女子オープン]

写真は東京オリンピックでのドナ・ベキッチ(クロアチア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「クールマイユール女子オープン」(WTA250/イタリア・クールマイユール/10月25~31日/賞金総額23万5238ドル/室内ハードコート)の女子シングルス決勝で、ドナ・ベキッチ(クロアチア)が第5シードのクララ・タウソン(デンマーク)を7-6(3) 6-2で下して全試合ストレート勝利でチャンピオンに輝いた。試合時間は1時間46分。

 25歳のベキッチがWTAツアーでタイトルを獲得のは、2017年6月のノッティンガム(WTA250/グラスコート)以来でキャリア3度目となる。ツアー決勝での戦績は、3勝6敗となった。

 両者は今回が初対戦。2月に右膝の手術を受けたベキッチは約3ヵ月の戦線離脱を余儀なくされるなど今季は低迷し、世界ランク97位で今大会を迎えていた。

 今大会でのベキッチは1回戦で予選勝者のジェン・チンウェン(中国)を7-6(1) 6-2で、2回戦でジェン・サイサイ(中国)を6-3 6-4で、準々決勝でワン・シンユー(中国)を6-4 6-4で、準決勝では第7シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)を6-0 6-2で破って決勝進出を決めていた。

 2019年全豪ジュニア優勝者で18歳のタウソンは今年3月にリヨン(WTA250/室内ハードコート)でツアー初優勝を飾ったあと9月にはルクセンブルク(WTA250/室内ハードコート)で早くも2勝目を挙げたが、3度目のツアー決勝で初黒星を喫した。

 この大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより中止となる大会が多い中、WTAツアーのカレンダーに新たに追加された。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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