クロアチアがホスト国イタリアを下してベスト4進出一番乗り [デビスカップ・ファイナルズ]

写真はベスト4進出一番乗りを決めたクロアチア代表チーム(Getty Images)


 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」(スペイン・マドリッド、オーストリア・インスブルック、イタリア・トリノ/11月25日~12月5日/室内ハードコート)の大会5日目は決勝トーナメントの準々決勝1対戦がトリノ会場で行われ、第4シードのクロアチア(グループD・1位)がホスト国のイタリア(グループE・1位)を2勝1敗で下してベスト4進出一番乗りを決めた。

 第1試合で世界ランク279位のボルナ・ゴヨ(クロアチア)が同27位のロレンツォ・ソネゴ(イタリア)を7-6(2) 2-6 6-2で倒す番狂わせを演じ、第2試合はヤニク・シナー(イタリア)がマリン・チリッチ(クロアチア)とのエース対決を3-6 7-6(4) 6-3で制して1勝1敗となったあと、勝負のかかったダブルスでニコラ・メクティッチ/マテ・パビッチ(クロアチア)がファビオ・フォニーニ(イタリア)/シナーを6-3 6-4で退けた。

 クロアチアは準決勝で、カザフスタン(グループB・1位)と第6シードのセルビア(グループF・2位)の勝者と対戦する。

 デビスカップは2019年から、国際テニス連盟(ITF)とスペインのサッカー選手ジェラール・ピケによって設立された投資団体コスモスの協力によって開発された新フォーマットに変更されている。

 ファイナルズでは18ヵ国が3チームによる6グループに別れて総当たり戦を行い、各グループの1位と2位の中でもっとも成績のいい2チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合はベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。前回行われた2019年大会の決勝は、スペインがカナダを2勝0敗で下して8年ぶり6度目の優勝を果たしていた。(テニスマガジン)

※[ ]数字はシード順位

決勝トーナメント|11月29日(月)

準々決勝|トリノ

イタリア(グループE・1位)1-2 クロアチア[4](グループD・1位)

R1 ●ロレンツォ・ソネゴ 6-7(2) 6-2 2-6 ○ボルナ・ゴヨ
R2 ○ヤニク・シナー 3-6 7-6(4) 6-3 ●マリン・チリッチ
R3 ●ファビオ・フォニーニ/ヤニク・シナー 3-6 4-6 ○ニコラ・メクティッチ/マテ・パビッチ

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写真◎Getty Images

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