「このヒューマン・ストーリーは誰もの心に響くはず」 伊達公子が2022年2月23日公開の映画『ドリームプラン』の字幕監修を担当

写真は映画『ドリームプラン』の字幕監修を担当した伊達公子さん(©️WOWOW)


 2022年2月23日(木・祝)より日本で公開される映画『ドリームプラン』(原題:King Richard)。テニス未経験の父リチャード・ウイリアムズが世界最強の姉妹、ビーナス&セレナを育て上げた姿を描いたヒューマン・ストーリーだ。アメリカでは2022年の第94回アカデミー賞®最有力と言われている。


『ドリームプラン』のプレミアに登場したセレナ(左)とビーナス

 その注目の作品で、ウイリアムズ姉妹と対戦経験のある伊達公子さんが字幕監修を担当した。

「ビーナスとセレナの強さの理由が、これほどまでの幼少期からの長期的綿密な計画があったことに驚かされます」と、父リチャードが作った『世界チャンピオンになる78ページの計画書=ドリームプラン』に驚いたと明かす。

「2人と対戦する機会もありましたが、あのテニスに向き合う姿勢も、家族の強い絆と想いがあるから実現できたのでしょう」と、父と共にふたりをサポートし続けた母、3人の姉妹たちとの家族の強い絆に心を動かされたという。

 また、「コーチを務める父親の特徴をよく捉えています」 と、リチャードを演じたウィル・スミスの演技を賞賛。そして、「このヒューマン・ストーリーは、テニス好きはもちろん誰もの心に響くはずです」と、テニス知識がなくても楽しめる感動作だとコメントを寄せている。

 伊達さんはビーナスとは4度対戦して4敗だが、そのうち3度はフルセットにもつれる接戦だった。セレナとの唯一の対戦は敗れている。


2011年ウインブルドンでは大熱戦を演じた伊達公子とビーナス

2014年USオープン R128
○ビーナス(アメリカ)[19] 2-6 6-3 6-3 ●伊達公子(日本)

2013年マイアミ R64
○ビーナス(アメリカ)[19] 7-6(3) 3-6 6-4 ●伊達公子(日本)

2012年マイアミ R128
○ビーナス(アメリカ) 6-0 6-3 ●伊達公子(日本)

2011年ウインブルドン R64
○ビーナス(アメリカ)[23] 6-7(6) 6-3 8-6 ●伊達公子(日本)


伊達公子とセレナによる唯一の対戦となった2013年ウインブルドン

2013年ウインブルドン R32
○セレナ(アメリカ)[1] 6-2 6-0 ●伊達公子(日本)

(テニスマガジン)

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©️WOWOW

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