アブダビから帰国したナダルがコロナ陽性、今後のスケジュールは臨機応変に対応する予定
アラブ首長国連邦・アブダビのエキシビションマッチでプレーしたあと、ラファエル・ナダル(スペイン)が新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で陽性と判定されたと報告した。
月曜日に自身のツイッターを更新したナダルはアブダビからスペインに到着したあとに受けたPCR検査で陽性と診断されたと説明し、「少し不快な瞬間があるが、少しずつ回復していきたい」とコメントした。ナダルは自宅で隔離しており、彼と接触したすべての人たちには彼が陽性だったことが伝えられた。
アブダビに滞在中のナダルと接触した可能性のある人物の中には、スペインの元国王フアン・カルロス1世が含まれている。彼は昨年に金銭スキャンダルなどの不正疑惑が渦巻いて以来、アラブ首長国連邦に住んでいる。
スペインの日刊紙『エル・ムンド』によれば、ナダルと83歳のフアン・カルロス1世は土曜日に食事をともにした。同紙はまた、ふたりがマスクをせず一緒にカメラに向かってポーズを取っている写真を掲載した。
帰国する前のナダルは2日置きにウイルス検査を受けており、土曜日に受けた最後の検査を含めてすべて陰性だったと明かした。今回の結果を受けてナダルはプレーのスケジュールに関して臨機応変に対応しなければならなくなり、自分の状況によって今後の予定について検討するつもりであると話した。
ナダルは金曜日にアブダビのエキシビションマッチで約4ヵ月ぶりの試合をプレーしたが、アンディ・マレー(イギリス)にストレートで敗れていた。
グランドスラム大会を20回制した実績を持つナダルは慢性的な足のケガに苦しめられ、今季の終盤にツアーからの離脱を余儀なくされた。彼はワシントンDCでロイド・ハリス(南アフリカ)に敗れた8月初頭を最後に公式戦でプレーしておらず、ウインブルドン、東京オリンピック、USオープンを欠場した。(C)AP(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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