アブダビでのエキシビションマッチ参加者からコロナ感染者が続出

写真は2016年リオデジャネイロ五輪でのマルク・ロペス(スペイン/左)とラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)


 新シーズン開幕前の恒例となっているエキシビション大会「ムバダラ・ワールド・テニス選手権」(アラブ首長国連邦・アブダビ/12月16~18日/ハードコート)でプレーしたあと帰国したラファエル・ナダル(スペイン)がスペイン到着後に受けた新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で陽性と診断された12月20日を皮切りに、同大会参加者から感染者が続出している。

 まずナダルのメインコーチで元フレンチ・オープン優勝者のカルロス・モヤ(スペイン)がナダルに続いて陽性と判定されたが、28日には新しくナダルのチームに加わったマルク・ロペス(スペイン)が陽性と診断されたことを明かした。

 ロペスは2016年リオデジャネイロ五輪でナダルと組んで男子ダブルス金メダルを獲得した元選手で、アブダビに旅立つ少し前にコーチングスタッフとしてナダルの陣営に入っていた。

 ナダル自身の隔離は12月30日に終わる予定だが、スタッフの新たな感染でオーストラリアン・オープンに向けての準備やオーストラリア入りの日程調整に支障をきたすことは想像に難くない。

 そしてアブダビの大会に出場したあと感染した選手はナダルだけではなかった。ナダルの少しあとには女子の出場者だったオンス・ジャバー(チュニジア)とベリンダ・ベンチッチ(スイス)が検査で陽性と診断され、続いて男子のデニス・シャポバロフ(カナダ)とアンドレイ・ルブレフ(ロシア)も感染したことが判明した。

 USオープン女王のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)は同大会に出場する予定だったが、12月14日に感染が発覚したため出場を取り消していた。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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