コロナ明けのナダルが約5ヵ月ぶりの公式戦にストレート勝利 [メルボルン・サマーセット]

写真はラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)


 2022年ATPツアー開幕戦のひとつとなる「メルボルン・サマーセット」(ATP250/オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/1月4~9日/賞金総額52万1000ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)が予選勝者のリカルダス・ベランキス(リトアニア)を6-2 7-5で倒してベスト8進出を決めた。試合時間は1時間31分。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ナダルはこの試合が初戦だった。慢性的な足のケガに苦しめられたため昨年8月のワシントンDC(ATP500/ハードコート)を最後に公式戦でプレーしていなかったナダルは、これが約5ヵ月ぶりの復帰戦だった。

 ナダルは準々決勝で、アレクセイ・ポプリン(オーストラリア)を6-3 4-6 6-3で破って勝ち上がったタロン・グリークスプア(オランダ)と対戦する。

 この日初戦に臨んだナダル以外の上位シード勢は第3シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)がファクンド・バグニス(アルゼンチン)に5-7 7-6(3) 6-3で競り勝ち8強入りを決めたが、第2シードのライリー・オペルカ(アメリカ)と第4シードのダビド・ゴファン(ベルギー)は敗れた。

 アレックス・モルチャン(スロバキア)がゴファンを7-5 6-3で退け、予選勝者のマキシム・クレッシー(アメリカ)はオペルカとの同胞対決を4-6 7-6(5) 7-6(9)で制してそれぞれシードダウンを演じた。

 そのほかの試合ではボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)が第8シードのマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)を6-2 7-5で、ジャウメ・ムナール(スペイン)がラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のヘンリー・ラクソネン(スイス)を6-1 7-5で、エミール・ラウスビュオーリ(フィンランド)はジョーダン・トンプソン(オーストラリア)を7-6(3) 5-7 6-3で下してベスト8が出揃った。

 準々決勝ではディミトロフがファン デ ザンツフープと、ムナールがクレッシーと、モルチャンはラウスビュオーリと顔を合わせる。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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