「妻のおかげで復活できた」アデレード国際1を制したモンフィス

「アデレード国際1」決勝で第2シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-4 6-4で下し、ポーズを取るガエル・モンフィス(フランス)(Getty Images)


 2022年ATPツアー開幕戦のひとつとなる「アデレード国際1」(ATP250/オーストラリア・南オーストラリア州アデレード/1月3~9日/賞金総額52万1000ドル/ハードコート)で優勝したガエル・モンフィス(フランス)が絶不調だった昨季を振り返り、現在の好調の要因を語った。

「継続性がよかった。すべての試合でとても安定していたし、動きもよかった。自分にとっては動きのよさがいつもカギになる。いいときはアグレッシブにプレーすることができ、フォアハンドやサービスがより生きてくる。動きへの自信が持てたことに、とても満足している」

――前年、一昨年に比べてオーストラリアン・オープンに向けてのコンデイションは?

「いいよ。かなりいい。残念ながら過去のこの大会ではあまりいい成績を残していない。重要なのは身に着けた自信をしっかり保ち、いつもその瞬間に集中することだ。今の目標はこの自信を来週の本番に持ち込むこと。明日ではなく、来週の大きな大会に向けて戦う準備をする」

――タイトル獲得は久しぶりのことになる。今大会よかった要因は?

「正直言うと、このパンデミックの期間にいい方法を見つけたんだ。今は頭で感じたままにすべてを素直に見つめている。最高のテニスでタイトルを獲れた。昨年とは明らかに大きく異なる。シーズン最初から獲れたことがうれしい。昨年の終わりから、実はプレーはかなりよくなっていた。ファンがスタジアムに戻り、すべてがいい方向に向かってきた。試合を重ねて、少しずつ自信を取り戻す必要があった。そしてその成果がここにきて現れた」

――アデレードの決勝は通算515勝目だった。

「500勝目はシンシナティでアレックス・デミノー(オーストラリア)を倒したのでよく覚えている。それ以降は数えてなかった」

――新しいシーズンでどんな気分か? 観客が戻ってきたのが一番大きな違い?

「観客が戻ったのは一番大きいね。他の選手に比べて無観客への自分の適応力が遅いのも影響した。やっぱり自分たちはただの人間なんだと改めて気付いた。パンデミックは自分にかなり悪影響をもたらした。私生活にもね。とにかく気分がよくなかった。苦しかった。自分自身と戦っていたんだ。でも、自分はアスリートでもあり、皆の前でプレーしている。自分自身の問題と向き合うのは難しいものだ。それほど重要なことではないけど、ただ単にきつかった。それでも戦い続けて、周囲の人たちとコミュニケーションを取って、家族が助けてくれた。特に妻には感謝している。彼女のおかげで元の自分を取り戻すことができた」(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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