ダニエル太郎が元世界1位マレーを倒し、5度目のグランドスラム2回戦を初めて突破 [オーストラリアン・オープン]
今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月27~30日/ハードコート)の男子シングルス2回戦でダニエル太郎(エイブル)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)を6-4 6-4 6-4で倒し、グランドスラム大会で初のベスト32進出を決めた。試合時間は2時間48分。
錦織圭(フリー)以外の男子日本勢が四大大会の同種目で2回戦を突破したのは、2年前の同大会で成し遂げた西岡良仁(ミキハウス)以来となる。ダニエルが同ラウンドをプレーしたのは、これが5度目だった。
全豪に9年連続出場となる28歳のダニエルは、これまでに4度本戦でプレーして2019に1勝をマーク。昨年はラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)としてプレーしたが、1回戦でマキシム・クレッシー(アメリカ)に6-7(1) 6-7(3) 4-6で敗れていた。
今大会でのダニエルは第7シードとして参戦した予選で1セットも落とさずイタリア人選手3人を連破して本戦入りを決めたあと、1回戦でトーマス・バリオス ベラ(チリ)との予選勝者同士の対決を7-6(5) 6-1 6-1で制して勝ち上がっていた。
この結果でダニエルは、マレーとの対戦成績を1勝1敗のタイに追いついた。両者は2016年3月にデビスカップ・ワールドグループ1回戦(イギリス・バーミンガム/室内ハードコート)で一度対決しており、マレーが6-1 6-3 6-1で勝っていた。
ダニエルは3回戦で、第11シードのヤニク・シナー(イタリア)とスティーブ・ジョンソン(アメリカ)の勝者と対戦する。(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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