今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」（オーストラリア・ビクトリア州メルボルン／本戦1月27～30日／ハードコート）の女子シングルス2回戦で、アマンダ・アニシモワ（アメリカ）が第22シードで東京オリンピック金メダリストのベリンダ・ベンチッチ（スイス）を6-2 7ｰ5で退けた。

「よかった。今日勝てたことは本当にうれしい。ベリンダは本当に強い相手だから、厳しい試合になるのはわかっていた。特に今日のコンディションの中ではね。3回戦に進めてとても満足している」

　ベリンダと対戦するときカギとなるのは何？　今日は相手をベースライン上でよく走らせていた。

「コンディションが本当にきつかったから、何よりもまず安定したプレーを心掛けた。彼女はボールを打つ時間がたくさんあるほうが好きだから、なるべく深く打つように心掛けた。何度も言うけど、コンディションがきつかったから、勝てたこと、しかも2セットで終わらせられたことがうれしい」

ここまでマッチ7連勝だけど、今の自信はどのくらいのレベルにある？

「昨年11月のワールドチームテニスで調子がよかったから、今大会の前も自信があった。自分がいいプレーをできるのはわかっていたし、調子もよかった。でもシーズン最初の数大会は何が起こるかわからないもの。この2大会とも1回戦で負ける可能性も十分にあった。とにかくプレーするのが楽しみで凄く気持ちもいい状態にある。それが一番重要なことでもある。プレーできるなら、コート上でとにかく楽しむことが自分にとって一番重要だった。痛みもなく、何も邪魔するものがないことが重要だったの。今大会は結果がどうなろうと、とにかく楽しみだった。それが一番重要なことで、自分を突き動かしてくれる」

　次の相手が大坂なおみ（フリー）になったと想定して、どんな試合になると思う？

「なおみと対戦できたらとてもエキサイティング。彼女と対戦したいとずっと思っていた。3回戦で対戦できれば楽しいと思う。試合、会場の雰囲気を楽しみたい。彼女は凄い選手だから、本当に楽しみ」

何故、なおみとそんなに対戦したかったの？

「彼女のプレーがとても好きなの。彼女を見るのが好き。私たちの性格も少し似たところがあると思う。他の選手よりも静かで落ち着いているところがね。面白い対戦になると思う。私もアグレッシブなスタイルだから、彼女とのマッチアップがどうなるのかを見てみたい。彼女はナンバーワン。元ナンバーワンか。今のランキングは知らないけど、グランドスラム大会のチャンピオン。とても興奮しているし、楽しみでしょうがない！」

なおみと話したことがある？　お互い静かすぎて話したことがない？

「顔を合わせたときに挨拶をする程度。1対1では話したことがない」

今シーズンは素晴らしいスタートを切ることができた。

「このようにシーズンをスタートできて、とてもエキサイティング。このあとツアーに入っていけるのは凄くいいと思う。とにかく、これからいいメンタルの状態でできるだけ多くの大会に出場するのが楽しみ。数ヵ月前よりランキングも上がってきた。いいシーズンになればいいなと思う」