WTAファイナルズ決勝を戦ったムグルッサとコンタベイトが揃って2回戦で敗れる番狂わせ [オーストラリアン・オープン]

写真は2回戦で敗れ、ロッド・レーバー・アリーナをあとにするガルビネ・ムグルッサ(スペイン)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月27~30日/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第3シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)がアリゼ・コルネ(フランス)に3-6 3-6で敗れる番狂わせが起きた。試合時間は1時間27分。

 全豪に10年連続出場となった28歳のムグルッサは、2020年に自己最高の準優勝をマーク。最後はソフィア・ケニン(アメリカ)に6-4 2-6 2-6で敗れたが、2017年のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)以来で通算4度目となるグランドスラム決勝の舞台に帰ってきた。第14シードとして臨んだ昨年は、4回戦で大坂なおみ(フリー)に6-4 4-6 5-7で敗れていた。

 昨シーズンのムグルッサは約3年ぶりにトップ10に返り咲き、11月には「WTAファイナルズ」(メキシコ・グアダラハラ/ハードコート)で初の栄冠に輝いた。

 金星を挙げたコルネは次のラウンドで、第29シードのタマラ・ジダンセク(スロベニア)とヘザー・ワトソン(イギリス)の勝者と対戦する。

 上位シード勢では昨年のWTAファイナルズでムグルッサと決勝を戦った第6シードのアネット・コンタベイト(エストニア)もクララ・タウソン(デンマーク)に2-6 4-6で敗れ、2回戦でシードダウンを喫した。

 19歳のタウソンは3年前にジュニアの部でチャンピオンに輝いた実績を持ち、2021年シーズンに3度ツアー決勝に進出し、3月のリヨンと9月のルクセンブルク(ともにWTA250/室内ハードコート)でタイトルを獲得するなどしてして世界ランク150位以下からトップ50へと飛躍を遂げていた。

 そのほかの試合では第7シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)、第10シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)、第19シードのエリース・メルテンス(ベルギー)、第27シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)、第31シードのマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)、ソラナ・シルステア(ルーマニア)が2回戦を突破した。3回戦ではパブリウチェンコワがシルステアと、コリンズはタウソンと顔を合わせる。(テニスマガジン)

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)

女子シングルス2回戦|主な試合結果

○67クララ・タウソン(デンマーク)6-2 6-4 ●65アネット・コンタベイト(エストニア)[6]

○72ダニエル・コリンズ(アメリカ)[27] 6-4 6-3 ●69アナ・コニュ(クロアチア)

○73エリース・メルテンス(ベルギー)[19] 6-3 6-2 ●76イリナ カメリア・ベグ(ルーマニア)

○93アリゼ・コルネ(フランス)6-3 6-3 ●96ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)[3]

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○97イガ・シフィオンテク(ポーランド)[7] 6-2 6-2 ●100レベッカ・ピーターソン(スウェーデン)

○106ソラナ・シルステア(ルーマニア)6-2 6-4 ●108クリスティーナ・クコバ(スロバキア)

○112アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)[10] 6-2 6-2 ●110サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[WC]

○121マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)[31] 6-2 7-5 ●124リュドミラ・サムソノワ(ロシア)

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写真◎Getty Images

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