「検査をすれば選手のコロナ感染者数はもっと増える」2回戦突破のズベレフ [オーストラリアン・オープン]
今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月27~30日/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がジョン・ミルマン(オーストラリア)を6-4 6-4 6-0で下してベスト32に進出した。
「いい試合だった。ジョンはいつも難しい相手だから、今日のような勝ち方ができてうれしい。8ゲームしか落としていないことに満足している。第3セットはとてもハイレベルなプレーができた」
昨年の金メダルの話で、物凄く貴重なものなのに、あまり信頼していない兄に預けたと聞いている。
「彼は信頼できるよ。冗談で言っただけさ。僕がUSオープンから戻ったときかな。ドイツでメディアに話すことがあったときに彼が持っていったんだ。彼は信頼できるから問題ないよ。無くしてもいないし、傷もついていない。移動で持ち運ぶときは、Tシャツ3枚でくるんだりして、傷がつかないように大事に扱っているんだ」
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)のいないハードコートの大会で、誰が世界で一番強いと思う?
「疑う余地もなく、ノバクが恐らく最強だ。彼が一番多く勝っている。この数ヵ月、数年ではダニール・メドベージェフ(ロシア)が大きな大会で勝っており、ハードコートで最高の選手のひとりだ、僕も東京オリンピック、ツアーファイナルズで優勝しているから、自分もハードコートでは悪くないよ。ステファノス・チチパス(ギリシャ)も強いね。ラファエル・ナダル(スペイン)も完全復活して素晴らしいテニスを見せている。今大会で忘れちゃいけない存在だ」
ハードコートで強い秘訣は?
「グラスコート以外のサーフェスではいいプレーをしてきたと、自分では思っている。マスターズのタイトルはクレーコートで3つ獲っている。ハード(1つ)より多く獲っているよ。動き重視かショット重視かという話にもなる。僕はかなり重いショットが打てる。最近はハードコートが少し遅くなっているかもしれないけど、そこはあまり気にならない。自分がハードコートだけで強いと思わない。どのサーフェスでも戦える」
今日の試合で第3セットがあまりに早く終わってしまい、記者会見が20分遅れた。それとは別に、ユーゴ・アンベール(フランス)が敗退後の検査でコロナ陽性だったと明かした。これについて心配していない?
「遅れて申し訳なかった。ちょっと練習していたんだ。必要だったから。彼が感染していたのは今初めて聞いた。今年は昨年に比べてオーストラリアで感染者数が増えている。僕らも自由に外出することができているから、感染者が増えるのは当然のことだと思う。僕の兄ミーシャも到着時に陽性だった。シドニーで隔離され、今はもう大丈夫だ。他にも何人かの選手が到着時に感染していたと思う。今も感染している選手がいるだろう。今は検査を受けていないから、検査が実施されればもっと数は増えると思うよ」
「僕はここでプレーするためにいるけど、メルボルンを含むオーストラリアで感染者が多いことは理解している。だから外出は控えている。まだレストランに行っていないし、外出もしていない。ホテルの部屋とテニスコートの往復で、自分でバブル生活に入っている。リスクを犯したくないし、ここでいい成績が残せるように最善の準備をしたい。もしコロナに感染したら、それができなくなるからね」
ズベレフは3回戦で、予選から勝ち上がってきたラドゥ・アルボット(ルーマニア)と対戦する。
写真◎Getty Images
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